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放射性物質を取り扱う専門機関、日本アイソトープ協会によりますと、ロシアの領空を飛行して日本とヨーロッパを結ぶ航空便の欠航が相次いでいる影響で、オランダなどから輸入している放射性物質モリブデン99」の調達が厳しくなっています。

モリブデン99は、放出されるごく微量の放射線を生かして、がんや認知症などの診断の際に臓器の働きなどを調べる「核医学検査」に使われる医薬品の原料で、放射線の量が半分に減る「半減期」が6時間と短く、備蓄ができません。

協会では、週明けの今月7日から8日にかけて国内2社が製造する合わせて7つの製品について、供給が制限される見通しだとしていて、医療機関の一部で一時的に検査ができないなど、影響が出るおそれがあるということです。

日本アイソトープ協会は、「原料は現在、100%輸入に頼っており、医療機関で予定していた検査を行えないなど混乱が生じている。来週にはロシア上空を通らないルートで輸送が再開される見通しだが、予断を許さない状況だ」としています。

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