韓国の“先制攻撃” 発言に 北朝鮮 キム・ヨジョン氏がけん制 #nhk_news https://t.co/pSPHSjaC5k
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年4月3日
韓国のソ・ウク(徐旭)国防相は1日、軍のミサイル部隊の式典で、北朝鮮による韓国へのミサイル発射について「兆候が明確な場合には、発射地点や指揮・支援施設を精密に攻撃できる能力と態勢を備えている」と述べました。
これについて、北朝鮮のキム・ジョンウン総書記の妹、キム・ヨジョン氏は、韓国側が先制攻撃に言及したとして反発する談話を2日付けで発表し「核保有国を相手にした分別のない妄言は、朝鮮半島の軍事的緊張をさらに高めた」と非難しました。
そのうえで「われわれは深刻に受け止め、多くの問題を再考せざるを得なくなった」と反発しました。
ただ、「多くの問題」が具体的に何を指すのかは明らかにしていません。
また、談話は「委任によって厳重に警告する」としていて、キム総書記の意向であることを強調しています。
一方、軍の序列トップのパク・チョンチョン書記も「南が先制攻撃のような危険な軍事行動を取れば、わが軍は、ソウルの主な標的と南の軍を壊滅させることに集中する」とした談話を出しました。
北朝鮮指導部としては、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮に対し確固とした抑止力と先制攻撃能力の確保を掲げるユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領が5月就任する韓国を強くけん制した形です。
韓国 ユン次期大統領 首相に経験者ハン氏を指名と発表 #nhk_news https://t.co/46noTxWdFy
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年4月3日
韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領は、政権ナンバー2の首相に、ノ・ムヒョン(盧武鉉)政権でも首相を務め、経済や外交に精通しているハン・ドクス(韓悳洙)氏を指名すると発表しました。
5年ぶりとなる保守政権の発足に向けて準備を進める韓国のユン・ソギョル次期大統領は、3日午後、ソウル市内で記者会見を行い、首相にハン・ドクス氏を指名すると発表しました。
ハン氏は72歳。
旧経済企画院出身の官僚で、革新系のノ・ムヒョン政権で2007年から1年近く首相を務めた経験があります。
その後の保守政権では、駐米大使や韓国貿易協会の会長などを歴任したことから、経済や外交に精通しているとされ、政権ナンバー2の立場から政治経験のないユン氏を支えることになります。
ユン氏は「政治的な立場に関係なく、実力と専門性が認められてきた。経済や通商、外交の分野で豊富な経験を積み、国政の課題を遂行する適任者だ」と述べ、期待を示しました。
また、記者会見に同席したハン氏は、「非常に重要な時期に指名され、光栄であるとともに、非常に重く、大きな責任を感じる」と述べ、新型コロナウイルスへの対応などに全力を尽くすと強調しました。
ユン氏は、来月10日の就任に向けて、今後、閣僚などの人選も本格的に進めていくことにしています。
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