北朝鮮キム・ヨジョン氏 2日に続き韓国非難の談話発表 #nhk_news https://t.co/zI8oBk9h1L
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年4月5日
韓国のソ・ウク(徐旭)国防相は、今月1日に軍のミサイル部隊の式典で、北朝鮮による韓国へのミサイル発射について「兆候が明確な場合には、発射地点や指揮・支援施設を精密に攻撃できる能力と態勢を備えている」と述べました。
これについて、北朝鮮のキム・ジョンウン総書記の妹で、南北関係を統括しているとされるキム・ヨジョン氏は、韓国側が先制攻撃に言及したとして非難する談話を、今月2日に続いて4日付けで再び発表しました。
この中で「南が軍事的対決を選択する状況が来るならば、やむをえず、われわれの核戦闘武力は任務を遂行しなければならなくなる」として、場合によっては核攻撃も辞さない姿勢を強調しました。
また核兵器の役割については、戦争の抑止が基本だとしたうえで「ひとたび戦争状態になれば、その使命は相手の軍事力を一掃することに変わる」として、戦争の初期段階で主導権を握り、長期戦を防ぐことなどにつながると主張しています。
一方、韓国の通信社、連合ニュースは、アメリカ軍と韓国軍の定例の合同軍事演習が今月18日から28日まで行われるほか、今月12日から15日には事前の訓練も実施されると伝えていて、北朝鮮の強い反発が予想されます。
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北朝鮮は先月24日、新型のICBMだとする「火星17型」を発射して、高度がこれまでで最も高い6000キロを超えました。
これを受けて、アメリカの首都ワシントンにある国務省で4日、北朝鮮問題を担当するソン・キム特別代表と、韓国外務省のノ・ギュドク(魯圭悳)朝鮮半島平和交渉本部長が会談しました。
終了後の共同記者会見で、キム特別代表は「緊張を高める北朝鮮の行動に対し、国連安保理が強力な対応をとることの重要性を確認した」と述べました。
これに対しノ本部長も「強力な措置を推進していくことが必要だ」と述べ、双方は、安保理での北朝鮮に対する新たな制裁決議の実現に向けて連携していくことで一致したと明らかにしました。
キム特別代表は今週、中国政府で朝鮮半島問題を担当する劉暁明特別代表とも会談する予定で、新たな決議をめぐって意見を交わすとみられています。
ただ、安保理で中国は、ロシアとともに制裁を緩和するための決議案を準備するなど、アメリカとの立場の隔たりが大きく、現時点で、北朝鮮に対する新たな制裁決議の採択は難しい情勢です。
“韓国次期大統領の就任契機に関係改善を”日韓議員連盟が総会 #nhk_news https://t.co/3n8Virwh3H
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年4月5日
韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領が来月就任するのを前に、超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の総会が開かれ、政権交代をきっかけに両国の関係改善に向けた取り組みを進めていくことで一致しました。
5日午前、国会内で開かれた日韓議員連盟の総会には、自民党や立憲民主党など与野党のおよそ50人の国会議員が出席しました。
会長を務める自民党の額賀 元財務大臣は「韓国はユン・ソギョル次期大統領による新しい政権のもとでスタートを切ることになる。アジアの平和と安定のために、互いに共通の認識を持つチャンスが来た」と述べました。
このあと出席者からは「大統領が代わることで関係改善に期待したい」などの意見が相次ぎました。
そして、新型コロナの感染状況などを見極めながら、韓国側の議員連盟と相互に訪問する機会を設けるなど、韓国の政権交代をきっかけに両国の関係改善に向けた取り組みを進めていくことで一致しました。
#朝鮮半島