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深刻な経済危機に陥っているスリランカでは、政府に対する市民の抗議活動が続いていて、今月9日には政府の支持者との衝突などが起き9人が死亡、およそ300人がけがをしました。

こうした中、ラジャパクサ大統領は12日、今月9日に辞任した兄のマヒンダ・ラジャパクサ前首相に代わる新たな首相に野党のウィクラマシンハ元首相を指名しました。

スリランカでは首相などの人事権をはじめ大統領に権限が集中していますがラジャパクサ大統領は権限の一部を新たな政権に委ねる意向を示しています。

ラジャパクサ大統領としては、みずからへの批判をかわすねらいもあるとみられますが最大都市コロンボでは連日、抗議デモが続いていて、12日、デモに参加した女性は「ラジャパクサ一族は約束したことをやっていない」と話し、大統領の退陣を求めていました。

デモの参加者の間では経済危機に陥ったのは一族による政治の支配が財政赤字を招いたせいだとして大統領の辞任を求める声が根強く政治や経済の混乱が収まる見通しはたっていません。

アフガニスタンタリバン傘下の勧善懲悪省は今月7日、イスラム教徒の女性が人前で髪を隠すのに用いるスカーフ「ヒジャブ」の着用について指針を発表し、家族以外の男性の前では目だけを出し、顔を覆うことを義務づけたほか、特段の理由がないかぎり女性は家にいたほうがよいとするなど、女性の権利を制限する動きを強めています。

これを受けて国連安保理では12日、対応を協議する会合が非公開で開かれました。

会合を前に会見したアイルランドのネイソン国連大使は「過去の残酷なやり方に戻りつつある。考えられる中で最も厳しい規制だ」とタリバンを非難しました。

また、ノルウェーの国連次席大使も「タリバンの政策は経済危機への対処より、女性の抑圧に重きを置いている。アフガニスタンの平和と安定に害をもたらす」と述べ、タリバンに対して女性の権利を尊重するよう求める安保理の議長声明の取りまとめを目指すと明らかにしました。

これに関連して、国連のグテーレス事務総長も自身のツイッターに「タリバンには女性との約束と、国際人権法のもとでの義務を守るよう改めて求める」と投稿しています。

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