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#暗号資産

FRBは今月はじめの会合で、記録的なインフレの抑制のため0.5%の大幅利上げと金融資産の圧縮に乗り出すことを決めましたが、金融市場ではFRBの急速な金融引き締めが景気を冷やしすぎないかという警戒が強まっています。

FRBのパウエル議長は17日の講演で、同じ日に発表された小売売上高が4か月連続の増加となったことを踏まえて「アメリカ経済の底力はすばらしい。真の力を示し続けていて、私たちが進めている政策の変更に対応できる」と述べ、市場で高まる警戒感の払拭(ふっしょく)に努めました。

そのうえで「インフレ率が下がっていると言えるところまで進む。その時点に達するまで何のためらいもない」と述べ、インフレ抑制に集中してちゅうちょすることなく大幅な利上げを継続し、金融の引き締めを加速させていく姿勢を強調しました。

パウエル議長はすでに来月6月と7月の会合でも0.5%の大幅な利上げを続ける意向を示しています。

#FRB#金融政策

アメリカ商務省が17日発表した先月の小売業の売上高は6777億ドル(日本円で87兆円余り)と前月を0.9%上回りました。売上高の増加は4か月連続です。

先月は消費者物価の前の年と比べた伸び率が8.3%になるなどアメリカでは記録的な水準のインフレが長引いていますが、新型コロナウイルスの影響が薄れていることに加え雇用や賃金の改善傾向もあって、個人消費は底堅さを維持しています。

内訳では「雑貨店」が4%「レストラン・バー」が2%、それぞれ増加し、「飲料・食料品店」は0.2%「ガソリンスタンド」は2.7%、それぞれ減少しました。

中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会はインフレを抑え込むために大幅な利上げを続ける方針を示していますが、金融市場では急速な金融引き締めが景気を冷やしすぎることへの警戒が根強くあり、個人消費の動向が政策の先行きを見るうえでの焦点の1つになっています。

#経済統計