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中国の王毅外相は、26日から10日間の日程で、太平洋の島しょ国など8か国を訪問することにしていて、26日、最初の訪問国、南太平洋のソロモン諸島に到着しました。

中国は、ソロモン諸島との間で、先に安全保障に関する協定を締結していて、中国外務省によりますと、王外相はマネレ外相との会談で「中国は、ソロモン諸島が国家の主権や安全、領土の一体性を守ることを断固支持し、できるかぎりの支援を続ける」と述べ、安全保障面などで支援する考えを強調しました。

これに対しマネレ外相は「中国の支援は、ソロモン諸島の経済の発展や、新型コロナウイルス対策などに重要な役割を果たしていて、協力に期待している」と述べ、両外相は、幅広い分野で協力を拡大させていくことで一致したということです。

今回の王外相の訪問は、中国としてこの地域での影響力を拡大させ、アメリカが主導するインド太平洋戦略に対抗するねらいがあるとみられます。

こうした中、同じ南太平洋にあるフィジーをオーストラリアのウォン外相が26日訪問し、太平洋島しょ国への支援を強化する方針を示していて、オーストラリアとしては今月、就任したアルバニージー首相のもと中国への対抗姿勢を示す思惑もあるとみられます。

中国の王毅外相は、訪問先のソロモン諸島で、マネレ外相との会談のあと、記者会見を行いました。

中国外務省によりますと、この中で、王外相は、ソロモン諸島と結んだ安全保障に関する協定について「ソロモン諸島の社会の安定を維持するための支援を行うものだ」と指摘したうえで「第三者を標的にしたものではなく、軍事基地を建設する意図はない」と強調しました。

この協定をめぐっては、日本やアメリカ、それにオーストラリアなどから、地域の安全保障に影響を与えるおそれがあるとして懸念の声があがっていますが、王外相は「中国とソロモン諸島の正常な協力に対するいかなる妨害も成功しないだろう」と述べ、けん制しました。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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