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太平洋島しょ国を歴訪中の中国の王毅国務委員兼外相は2日、パプアニューギニアに到着した。同国では総選挙を控えており、外務省高官は中国が提案した安全保障協定が反発を招いていると指摘した。

首相への返り咲きを目指すオニール前首相はこれまでにメディアとのインタビューで、選挙前に中国と協定を結ぶべきでないとの考えを示している。

王氏は30日、フィジーで太平洋島しょ国10カ国の外相と会合を開催した。中国が提案した貿易と安全保障に関する声明には一部の国が慎重姿勢を示し合意に至らなかった。

パプアニューギニアのポスト・クーリエ紙によると、同国外務省高は安全保障協定に対する反発があると発言。「パプアニューギニアの安全保障はわれわれ自身で対処する」と述べ、協定を結ぶ可能性は低いことを示唆した。

同紙によれば、王氏は3日にエオエ外相と会談し、マラぺ首相を表敬訪問する。投資・エネルギー協定に署名する見込みという。

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