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肩落とす労働者
この1年は大幅昇給で気前の良さを見せてきた米企業だが、これ以上の増額は利益を圧迫すると警戒するようになっている。労働者にとっては残念な状況だが、40年ぶりの強力なインフレ退治を目指す米連邦準備制度理事会FRB)にとっては歓迎される動きだ。今週発表の5月雇用統計では、平均時給の伸びが前年比5.2%と、4月の5.5%からは減速が予想されている。

経済支援に本腰
上海市当局は新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で影響を受けた経済を立て直すため、8分野の計50項目に上る政策措置を打ち出した。企業への一部税還付を実施するほか、6月から全ての製造業者が生産を再開することを認めた。不動産プロジェクトの承認手続き加速、車両購入税の引き下げ、電気自動車(EV)購入者への補助金支なども盛り込まれている。

異例の前線視察
ウクライナのゼレンスキー大統領が北東部ハルキウ地域の軍部隊を訪れた。戦況について報告を受けたほか、軍関係者に勲章を授与。激しく損壊したアパートなども見て回った。ゼレンスキー氏が首都キーウを離れるのは異例。一方で欧州連合(EU)は29日開いた大使級会合で、ロシア産石油の禁輸に関する修正案を協議したが、ハンガリーが反対姿勢を崩さず合意に至ることができなかった。

米株は底入れか
5月も終わりに近づく中、前週の米株市場は週間での連続安に歯止めがかかった。投資家の間では、今年に入ってから最悪の相場下落局面は脱したのではないかとの見方も出ている。S&P500種株価指数は年初来で約13%下落し、1970年以来の大幅安となっている。しかしLPLファイナンシャルによると、S&P500種はこれまで、年初5カ月のパフォーマンスが最も悪かった5年はいずれも年内に反転し、その後の7カ月間で平均19.1%上昇している。

強気相場は終了
ゴールドマン・サックス・グループは、EVなどに使用される主要バッテリーメタルのコバルト、リチウム、ニッケルについて、今後2年間は相場下落が見込まれるとの見方を示した。長期のEV需要を見越した投資急増が供給過剰を招いているという。リチウム相場には「急速な調整」が入り、スポット価格で6万ドル超の水準から年内に平均5万4000ドル未満、来年には同1万6000ドル強に下がると同行はみている。

資産家で米マイクロソフトの共同創業者、ビル・ゲイツ氏は電気自動車(EV)メーカーの米テスラについてショートポジションを取っており、現時点で手じまいに15億-20億ドル(約1900億円-2500億円)を要するだろうと、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が27日、一連のツイートで指摘した。

  マスク氏によると、ゲイツ氏のショートポジションは5億ドル相当だったが、その後、テスラ株が「かなり上昇した」。

  ゲイツ氏は昨年、経済専門局CNBCの番組でテスラをショートにしているか問われ、「自分の投資については話さない」と語っていた。

  マスク氏はゲイツ氏について、「地球温暖化に関する支援を主張する一方、テスラでなお数十億ドル相当のショートポジションを保有している」と指摘。「ゲイツ氏についても信頼の問題があるだろう」とツイートした。

  マスク氏は信頼度が低いのは政治家かビリオネアかをツイッター上で問う投票の終了後、複数のツイートに回答した。投票では政治家の方が信頼できないとの回答が75%強を占めた。

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原題:Musk Says Gates Has ‘Multi-Billion Dollar’ Tesla Short Position(抜粋)

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