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アメリカの証券取引委員会が29日までに発表した資料によりますと、テスラのCEOで、世界一の富豪とされるイーロン・マスク氏が、保有するテスラ株960万株を売却しました。

売却額は合わせておよそ85億ドル、日本円で1兆1000億円に上ります。

これまでマスク氏は、アメリカのソーシャルメディア大手、ツイッターの買収資金として465億ドルを確保したと公表し、このうち金融機関からの調達分を除いた210億ドルは自己資金で賄うと説明していますが、具体的な方法は明らかになっていません。

巨額の資産を持つ一方、その多くは株式だとされているため、今回のテスラ株の売却で得た資金をツイッターの買収に充てるものと見られます。

買収には自己資金でまだ100億ドル以上が必要な状況ですが、マスク氏はツイッター上に「きょう以降、テスラ株の売却は予定していない」と投稿していて、残りの資金をどのように工面するのかに関心が集まっています。

29日のニューヨーク株式市場は、28日に発表されたIT大手アマゾンの3月までの3か月間の決算が最終赤字となったことをきっかけに、企業業績の先行きへの懸念が高まって幅広い銘柄が売られる展開となりました。

そして、取り引き終了にかけて一段と売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、1000ドルを超える急落となりました。

取り引き時間中に下落幅が1000ドルを超えるのは、4月22日以来です。

終値は、前日に比べて939ドル18セント安い3万2977ドル21セントでした。

また、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も前日に比べて4.1%の大幅な下落となり、終値でおととし11月以来の安値となりました。

中でも、アマゾンの株価の終値は前日に比べて14%の急落となりました。

市場関係者は「来週、アメリカの中央銀行に当たるFRB連邦準備制度理事会がインフレを抑えるため金融引き締めを加速させるとの観測が広がる中、企業業績の悪化が意識され、景気回復の勢いが鈍ることへの警戒も強まって、売り注文が膨らんだ。市場では先行きが不透明だという見方から緊張感が高まり、株価は当面、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。

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