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WBA世界ボクシング協会IBF国際ボクシング連盟バンタム級、2団体統一チャンピオンの井上選手は今夜、さいたま市WBCのチャンピオンでフィリピンのドネア選手との3団体統一戦に臨みました。

2人は2019年、異なる団体の世界王者などが争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」で対戦し、この時は井上選手が判定勝ちをおさめ、きょう7日がおよそ2年半ぶりの対戦でした。

試合は開始直後、お互いに距離を取る展開から第1ラウンドの終了直前、井上選手が右のパンチを相手の顔面にヒットさせてダウンを奪いました。

勢いに乗った井上選手は第2ラウンドも攻め続けてドネア選手をロープ際に追い詰め、最後はパンチを立て続けに浴びせて再びダウンを奪ったところで、レフェリーが試合を止めました。

井上選手は2ラウンド1分24秒、テクニカルノックアウト勝ちで、3団体の王座統一を果たしました。

日本選手が3団体統一王者になるのは初めてです。

井上選手は世界戦の連勝記録を「18」に伸ばし、みずからが持つ日本の男子選手の最多記録を更新し、プロ通算で23勝負けなしとなりました。

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