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サウジアラビアの実力者であるムハンマド皇太子は21日、訪問先のヨルダンでアブドラ国王と会談した。サウジが約束したヨルダン支援策が実行されないなどの理由で冷え込んでいた両国関係は改善しつつあり、ヨルダンの高官からは新規投資を期待する声も出ている。

会談後に発表された声明によると、ムハンマド皇太子は「関係を新たな段階に押し上げる」ことに意欲を示し、「ヨルダンには、われわれが積極的な参加を望む大きなチャンスがあり、そのような投資は両国に利益をもたらすだろう」と述べた。

サウジはこの数年でヨルダン向けに少なくとも30億ドルの投資プロジェクトを約束しているが、まったく実現していない。産業界トップや政府関係者はこうした投資の実施を期待している。

ヨルダンの高官によると、サウジの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、推定25億ドルの鉄道プロジェクトを含むヨルダンの大型インフラ案件に対する数十億ドル規模の投資を検討している。

サウジアラビアはこれまでヨルダンに120億ドル余りの投資を行い、支援として現金を提供したこともあるが、直接的な財政支援には踏み込んでいない。

ヨルダンは必要なエネルギーの大半を輸入しており、ウクライナ戦争の影響で経済が苦境にあえいでいる。

イスラエルのラピド外相は21日、ブリンケン米国務長官との電話で、バイデン大統領が予定しているサウジアラビアイスラエル訪問は地域に強力な影響をもたらすと述べた。

イスラエルでは国会解散を巡る採決が来週行われ、可決されれば総選挙実施が決まる。ベネット首相は退陣し、ラピド外相が後任として選挙までの暫定首相を務めることになるため、7月13日にバイデン大統領の歴訪が始まるまでにラピド氏が首相に就任している見通し。

イスラエル外務省の声明によると、ラピド氏はブリンケン氏に「(バイデン氏の)訪問は地域およびイランとの戦い、また地域の安定と安全保障の大幅改善に向けた壮大な可能性に対し、重要な影響をもたらす」と述べた。

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