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イタリアの高級ニットを取り扱う、東京にある輸入卸売会社の元税理士の社長が消費税の税務申告を行わず、およそ4900万円を脱税したとして、東京国税局から告発されました。

告発されたのは、東京 渋谷区にある輸入卸売会社「オノダインターナショナル」と、この会社の駒井伸俊社長(54)です。

関係者によりますと、駒井社長は高いもので数十万円するイタリアの高級ニットを輸入しデパートなどに卸していましたが、おととし8月までの3年間、消費税に関する税務申告を行っていなかったということです。

税額を算出するために必要な帳簿などをつけていなかった疑いがあり、東京国税局査察部は消費税およそ4900万円を脱税したとして、会社と駒井社長を消費税法違反などの疑いで東京地方検察庁に告発しました。

駒井社長は税理士として会計事務所も経営し、企業経営に関する本を出版したり、セミナーを開いたりもしていたということですが、ことし3月に税理士会を退会し、廃業していました。

駒井社長はNHKの取材に対し「国税局の指導に従い、期限後申告を行い、納税も一部済ませています。心よりおわび申し上げます」などとコメントしています。

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