ノーベル平和賞受賞者のネットメディア 企業登録取り消される #nhk_news https://t.co/kobYlPLW3U
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年6月29日
フィリピンの証券取引委員会はノーベル平和賞を受賞したマリア・レッサ氏が代表を務めるインターネットメディア「ラップラー」の企業登録を28日付けで取り消したと発表しました。
理由については、法令で定められているメディアの外資規制に違反したためだとしています。
報道の自由を掲げドゥテルテ政権の強権的な姿勢を批判してきたレッサ氏は去年、フィリピン人として初めてノーベル賞を受賞しましたが、麻薬犯罪の強硬な取締りをめぐり批判されたドゥテルテ大統領は「ラップラー」の報道を「フェイクニュースだ」などと非難し、政権側は裁判で名誉毀損を訴えるなど締めつけを強めてきました。
レッサ氏は今回の企業登録の取り消しをメディアを閉鎖に追い込むための脅迫だと批判し、今後新たに裁判を起こすなど政権との戦いを続ける姿勢を示しました。
キリンHD ミャンマーでのビール事業 譲渡先決まる #nhk_news https://t.co/RpBM8TBVEO
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年6月30日
キリンは、ミャンマーのビール事業をめぐり、軍と関係する現地の大手複合企業「ミャンマー・エコノミック・ホールディングス」と共同で2つの合弁会社を運営してきました。
しかし、去年2月のミャンマー軍によるクーデターで軍に対する国際的な批判が高まる中、事業を続けるのは難しいとして合弁先との提携を解消することを決め事業の譲渡先を探していました。
発表によりますと、キリンは合弁会社の1つでミャンマー最大手のビール会社「ミャンマー・ブルワリー」に対し保有している事業のすべての株式を譲渡することを決めました。
このうちミャンマー・ブルワリーの株式の譲渡額は日本円でおよそ224億円だとしています。
キリンは当初、軍とのつながりが比較的薄い外部の企業への売却も検討していましたが、売却にはミャンマー政府の承認などが必要で、手続きにかかる時間などを考慮した結果、合弁会社への譲渡を決めたということです。
キリンは今後、現地当局の許可を得たうえで株式の譲渡を完了させ、ミャンマー市場から撤退することにしています。
フィリピン マルコス大統領が就任 “経済発展に力を尽くす” #nhk_news https://t.co/RJRIxZzgGB
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年6月30日
マルコス氏は30日、首都マニラにある国立博物館の前で就任式に臨み、日本の林外務大臣や中国の王岐山国家副主席など各国の要人が見守る中宣誓を行い、第17代大統領に就任しました。
就任演説で、マルコス大統領は「私の父はそれまでのどの政権よりも多くの道路を建設し、多くの米を生産した」と、父親の功績をたたえました。
さらに、ドゥテルテ前大統領についても「父のあとのどの政権よりも多くのインフラ整備を行った」と評価し、前政権のインフラ建設計画を引き継いで経済発展に力を尽くす姿勢を示しました。
また、マルコス大統領はウクライナ情勢が食料価格の上昇を招くおそれがあるとして、みずからが農業相を兼務して対応に当たることを表明していて、30日の演説でも食料自給率の向上などに取り組む方針を強調しました。
インフラ整備と農業は、父親のマルコス元大統領が政権初期に集中して取り組み成果を残したとされる分野と重なることから、マルコス大統領もこの分野に力を入れることで強いリーダーシップを国民に印象づけたいねらいがあるものとみられます。
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