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辞任を表明したジョンソン英首相の後任を選出する与党保守党の党首選の第4回投票が19日実施され、スナク前財務相が118票を獲得し勝利した。

スナク氏は初回投票から首位を維持しているものの、2位と3位に付けるモーダント通商政策担当相とトラス外相も追い上げを見せており、ジョンソン氏の後継者選びは混戦の様相を強めている。

今回最下位となったバデノック前平等担当相は落選した。

今後、最終候補者は2人に絞られ、全党員による決選投票が行われる。

結果は以下の通り。

候補者 第4回投票

スナク前財務相 118

モーダント通商政策担当相 92

トラス外相 86

バデノック前平等担当相 59

イギリス・保守党の党首であるジョンソン首相の後任を選ぶ党首選は、候補者を絞り込むための下院議員による4回目の投票が19日、行われました。

その結果、4人の候補者のうちスナク前財務相が118票を獲得し、これまでの3回の投票に続いてトップに立ちました。

また、モーダント通商政策担当相が92票、トラス外相が86票を獲得し、この3人が20日に行われる次の投票に進むことになりました。

ベーデノック前住宅担当相は59票で、次の投票に進めませんでした。

20日に行われる投票で決選投票に進む候補者2人が決まる予定で、これまでベーデノック氏を支援していた議員たちの動向が焦点となります。

決選投票では、およそ20万人とされるイギリス全土の保守党員が郵送などで投票します。

2人の候補者がおよそ6週間にわたって遊説などを行い、9月2日に投票が締め切られたあと、9月5日に新たな党首が発表される予定です。

スナク前財務相(42)

スナク氏は、インド系の両親のもとにイギリスで生まれました。

オックスフォード大学やアメリカのスタンフォード大学で学んだあと、大手金融機関のゴールドマン・サックスなどを経て、2015年から下院議員を務めています。

2020年2月、39歳の若さで財務相に抜てきされ、新型コロナウイルスの大きな影響を受けた経済の復興に取り組むなど、ジョンソン首相の後継者の最有力候補と見られていましたが、今月5日に辞表を提出し、首相が辞意を表明するきっかけとなりました。

新型コロナの規制が続く中、首相官邸などでパーティーが開かれていた問題では、ジョンソン首相と同様、警察から罰金を科されたほか、インドの富豪の娘である妻が海外所得の納税を免除されているとして批判を受けました。

モーダント通商政策担当相(49)

モーダント氏は、レディング大学を卒業後、広報の仕事などを経て2010年から下院議員を務めています。

10代で母親を亡くし、兄弟などの面倒を見ながら、手品師のアシスタントなどをして大学の授業料などをやりくりしたということです。

モーダント氏はイギリス海軍の予備役にも登録していて、2019年に女性で初めて国防相に就任しました。

EU離脱をめぐる国民投票では離脱を強く支持しましたが、ジョンソン首相からは距離を置いていて、前回・2019年の党首選ではハント元外相を支持しました。

トラス外相(46)

トラス外相は、オックスフォード大学で学んだあと、2010年に下院議員に当選しました。

キャメロン政権やメイ政権で要職を歴任し、ジョンソン政権では国際貿易相を務めた経験もあり、2020年には日本との経済連携協定をめぐる交渉で合意し署名しました。

立候補を表明した際に公表した動画では、国内外で公務をこなす様子をアピールし、豊富な経験を強調しています。

トラス氏は2016年のEUヨーロッパ連合からの離脱をめぐる国民投票では残留を支持していましたが、その後、離脱支持に転じ、今回の党首選でも離脱強硬派の支持を得ているとされています。

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