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20日に辞任を表明したイギリスのトラス首相の後任を決める保守党の党首選挙は、立候補が24日に締め切られます。

立候補には357人いる下院議員のうち100人の推薦を得る必要があり、地元メディアは22日、スナク元財務相への支持を明らかにした議員がおよそ120人に上ったと伝えました。

スナク氏は前回の党首選挙では決選投票でトラス氏に敗れ、これまでのところ立候補を表明していませんが、今回も有力候補と見られています。

一方、動向が注目されているジョンソン前首相は22日、休暇先のカリブ海からイギリスに帰国しました。

スーツ姿にリュックサックを背負って空港の外に現れたジョンソン氏は報道陣の呼びかけに手を挙げて応じましたが、無言のまま足早に車に乗り込みました。

党首選挙にはこのほか、すでにモーダント下院院内総務が立候補の意向を表明しています。

これまでにジョンソン氏には50人余り、モーダント氏には20人余りの議員が支持を明らかにしたということで、2人が締め切りまでに必要な推薦人を確保できるかが焦点です。

立候補者が2人以上いた場合、議員による投票や党員のオンライン投票を経て、28日に新しい党首が決まります。

今月20日に辞任を表明したイギリスのトラス首相の後任を選ぶ保守党の党首選挙は、立候補が24日の午後2時、日本時間の24日午後10時に締め切られます。

立候補には100人の下院議員の推薦を得る必要があり、地元メディアは、これまでにスナク元財務相には120人以上、ジョンソン前首相には50人余り、モーダント下院院内総務には20人余りの議員が支持を明らかにしたと伝えています。

このうち、モーダント氏がすでに立候補を表明しているほか、スナク氏も日本時間の23日午後6時半にみずからのツイッターで立候補を表明しました。

この中で「イギリスはすばらしい国だが、深刻な経済危機に直面している。私は経済を立て直し、保守党を団結させ、国のために尽くしたい」としています。

これに先立ち、地元メディアは、スナク氏とジョンソン氏の2人が22日夜に会談を行ったと伝えました。

会談の内容は明らかになっていませんが、スナク氏は財務相時代に、不祥事が相次いだ当時のジョンソン政権に抗議する形で辞表を提出し、ジョンソン氏が首相を辞任するきっかけとなりました。

2人が立候補した場合には双方の支持者が激しく対立しかねず、一部のメディアは保守党が分裂するのを避けるため協議したと伝えるなど2人の動向に高い関心が寄せられています。

党首選挙では2人以上が立候補した場合、議員による投票や党員によるオンライン投票をへて28日にトラス首相の後任が選ばれます。

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