イラク北部 砲撃で観光客9人死亡 政府 トルコ非難で緊張高まる #nhk_news https://t.co/Bn4Fue2Kob
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年7月21日
イラクの北部に位置し、トルコとの国境に近いドホーク郊外の避暑地を、20日、何者かが砲撃し、現地の自治政府によりますと子どもを含む観光客9人が死亡、26人がけがをしたということです。
イラク政府は、緊急の安全保障会議を開き「罪のない市民をねらったトルコの残忍な攻撃だ」と非難したうえで、トルコに謝罪を求めることやイラクに駐在するトルコ大使を呼び出すことを決めました。
これに対してトルコ外務省は「民間人を標的としたすべての攻撃に反対する。イラク当局には、この事件の本当の犯人を明らかにするよう協力を要請する」として関与を否定しています。
トルコ政府は、テロ組織に指定しているクルド人武装組織がイラク北部に拠点を築いていると主張してこれまで越境攻撃を繰り返し、イラク側が「主権の侵害だ」と反発を強めるなど、両国は関係悪化が指摘されてきました。
今回の砲撃についてトルコは関与を否定しているものの、多くのイラク市民が犠牲になったことを受けて、両国の間で緊張が高まることも予想されます。
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