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ホワイトハウスのカービー報道官は2日、米国がアフガニスタンの首都カブールで攻撃を実行し、国際武装組織アルカイダの最高指導者、ザワヒリ容疑者が死亡したことについて、DNAによる確認は行っていないが、他の情報源を通じて身元を確認したと述べた。

CNNとのインタビューで「われわれはDNAによる確認を行っていない。そのような確認は取れないだろう」とした上で、複数の情報源などから情報を得ており、DNAによる確認は必要ないと指摘。「目視による確認のほか、他の情報源による確認もある」とした。

また、アフガニスタンには小規模だが、アルカイダがなお存在していると語った。

アメリカ政府は、2001年の同時多発テロ事件に深く関わったとされる国際テロ組織アルカイダの指導者アイマン・ザワヒリ容疑者を、アフガニスタンの首都カブールの潜伏先の住宅で殺害したと1日に発表しました。

さらにホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は2日、アフガニスタンの統治を進めるイスラム主義勢力タリバンザワヒリ容疑者やその家族をかくまっていた上、アメリカによって殺害されたあと、潜伏していた証拠を隠そうとしていたと指摘しました。

アメリカとタリバンはおととし調印した和平合意でアメリカがアフガニスタンから軍を撤退させる一方で、タリバンアルカイダとの関係を絶つと約束していて、カービー氏は「合意に違反していることは明らかだ」と非難しました。

去年8月、アフガニスタンで再び権力を掌握したタリバンの暫定政権について、欧米各国は女性の人権などに対する姿勢を問題視し、今も承認していません。

カービー氏は「タリバンは、国際社会の一員になりたいと主張し、支援を求めている。もしそれを本当に望むのであれば当然、合意を守るべきだ」と述べ、今後アメリカとタリバンの対立が一層深まることも予想されます。

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