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経団連は、従業員500人以上の大手企業159社のことし夏のボーナスの妥結状況を取りまとめ、5日、最終的な集計を公表しました。

それによりますと従業員1人当たりのボーナスの平均は89万9163円で、前の年より7万2516円、率にして8%余り増えました。

コロナ禍で落ち込んだ企業業績の回復を受けて4年ぶりにプラスに転じ、今の方法で集計を始めた1981年以降で最大の伸び率だということです。

業種別にみると、18業種のうち「鉄鋼」や「印刷」、「機械金属」など15の業種でプラスとなり、前の年の7業種を大きく上回りました。

経団連の新田秀司労働政策本部長は「ここ数年はコロナ禍などで夏のボーナスは軒並み減少したが、ことし一気に反転した。金額はコロナ禍前の水準に届いていないものの、賃金引き上げの勢いは維持されているのではないか」と述べました。

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