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中国空軍は新型の空中給油機「運油20」がことし5月に中国とロシアの空軍が日本海東シナ海の上空で行った合同パトロールに参加した際、「殲16」戦闘機に空中で給油を行ったことを会見で明らかにしました。

合同パトロールには、中国軍から爆撃機「轟6K」が参加したと発表されていましたが、「運油20」が参加したことはこれまで公表されていませんでした。

中国空軍は空中での給油の際のものとされる映像も公開しましたが、撮影された詳しい日時や場所は明らかにしませんでした。

中国国営の新華社通信は「運油20」は次世代型の空中給油機で、航空部隊がより広い範囲で活動する能力の強化につながるとしています。

海上自衛官で、中国の軍事情勢に詳しい笹川平和財団の小原凡司上席研究員は「中国軍機がより長く、広範囲に作戦を行えることになり、台湾だけでなく日本を含むアジア全体の地域の脅威になる可能性がある」と分析しています。

アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は29日、記者団に対し、沿岸警備隊の巡視船が今月23日、南太平洋のソロモン諸島政府から寄港を認められなかったことを明らかにしました。

寄港は定期的な補給などのためだったということですが、寄港を許可するよう求めたアメリカの要請にソロモン諸島政府が応じず、巡視船はパプアニューギニアで給油などを行ったということです。

アメリカなどのメディアによりますと、ソロモン諸島政府は巡視船の寄港を認めなかった理由を明らかにしておらず、カービー調整官は「われわれはこの決定に失望している。ソロモン諸島政府は拒否した理由を話すべきだ」と述べて遺憾だという認識を示しました。

ソロモン諸島はことし4月、中国と安全保障に関する協定を締結するなど関係を深めていて、アメリカはこの地域で影響力を拡大させる中国に対して警戒を強めています。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

サハリン2からは、東京ガスなどの大手電力・ガス会社8社が長期契約でLNGを調達していて、8月、ロシア政府が設立した新会社から各社に対して新たに契約を結ぶよう求める通知が届いていました。

これについて東京ガス九州電力は、30日までに、新会社との間でLNGを調達するための契約を結んだことを明らかにしました。

このうち東京ガスは、主な条件はこれまでと変わらずに調達を続けられるとしています。

会社では、契約の詳しい条件などは明らかにしていませんが、これまでは自社のLNGの輸入量のおよそ1割に当たる年間で110万トンを購入する契約を結んでいました。

サハリン2をめぐっては、年間で最大200万トンのLNGを調達していた、東京電力中部電力が出資する発電事業者のJERAも、すでに契約を結んでいて、そのほかの大手電力・ガス会社も新会社と契約を結ぶと見られています。

#反ロシア#対中露戦

浜田防衛大臣は、日本を訪れているイスラエルガンツ防相と会談し、ロシアによるウクライナ侵攻などをめぐり、力を背景とした一方的な現状変更に反対する考えを伝え、緊密に連携していくことで一致しました。

会談は30日午後、およそ1時間行われ、冒頭、浜田大臣は「ことしは両国の外交関係樹立70周年の記念すべき年で、これを契機に防衛分野での協力や交流をさらに推進していきたい」と述べました。

これに対し、ガンツ防相は「ウクライナでの戦争は各国が自国を防衛する能力を持たなければならないことを示している。パートナー間の緊密な協力が必要だ」と述べました。

また、浜田大臣はロシアによるウクライナへの軍事侵攻や中国の海洋進出などを踏まえ、力を背景とした一方的な現状変更の試みや、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する考えを伝え、地域の平和と安定のため緊密に連携していくことで一致しました。

このあと、両国の防衛装備や技術協力をさらに深めることを盛り込んだ覚書への署名が行われました。

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#外交・安全保障