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厚生労働省によりますと、仕事を求めている人、1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、7月は全国平均で1.29倍でした。

前の月を0.02ポイント上回り、7か月連続で上昇しました。

また、企業からハローワークに出された新規求人は去年7月より12.8%増えて、前の年の同じ月を16か月連続で上回りました。

新規求人を産業別に見ると、去年7月と比べて、
▽「宿泊業・飲食サービス業」は、プラス47.7%
▽「運輸業・郵便業」は、プラス14.7%
▽「製造業」は、プラス14.5%
などとなっています。

都道府県の有効求人倍率を就業地別でみると、最も高いのは、
福井県で2.10倍
次いで、
島根県が1.90倍
富山県が1.76倍でした。

低かったのは、
沖縄県で1.01倍
▽神奈川県で1.05倍
大阪府で1.07倍で、
おととし4月以来、2年3か月ぶりに、すべての都道府県で1倍を超えました。

厚生労働省は「7月は新型コロナウイルスの第7波の中だったが、行動制限がなく宿泊業や飲食業などで求人が活発だった。一方、製造業では、求人の伸びのペースが緩やかになってきていて、原材料費の高騰で収益が圧迫されているという声もあることから、今後の雇用への影響を注視したい」としています。

総務省によりますと、7月の就業者数は6755万人で、前の年の同じ月と比べて2万人減り、4か月ぶりの減少となりました。

一方、完全失業者数は176万人で、17万人減り、13か月連続の減少となりました。

この結果、季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は2.6%で、6月と変わらず、2か月連続で横ばいとなりました。

一方、仕事を持っていながら休んでいる「休業者」の数は258万人で、6月より100万人余り増えました。

業種別の休業者数は、
▼「医療・福祉」が44万人で、20万人増えたほか、
▼「宿泊業・飲食サービス業」が19万人で、10万人増えています。

総務省は、「新型コロナの『第7波』の影響で、仕事を休む人が急増したことが原因だ。失業につながるケースは少ないとみられるが、情勢を注視していきたい」としています。

#経済統計