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ロシア政府は5日、北方領土の元島民らによる「ビザなし交流」や、元島民らが故郷の集落などを訪問する「自由訪問」に関して、これまで日本との間で結ばれた合意を一方的に破棄したと発表しました。

そしてロシア外務省は7日、この決定を日本政府に通知したとする声明を発表しました。

一方で、ロシア外務省は声明で、日本と北方四島の交流事業のうち、元島民らが島に残された先祖の墓を訪れる「北方墓参」については、「実施に影響しない」としています。

「北方墓参」は、1964年に日本とソビエトが合意し、いったん中断したものの1986年に再開された交流事業の枠組みで、1991年に合意された「ビザなし交流」や1999年に加わった「自由訪問」と合わせて、元島民らと北方領土に住むロシア人の交流を促進してきました。

ロシア政府が「ビザなし交流」と「自由訪問」の合意を一方的に破棄したと発表したことについて、6日、岸田総理大臣は記者団に対し「極めて不当で断じて受け入れられない。ロシアに対し、こうした考え方を伝達したうえで、改めて強く抗議した」と述べています。

#反ロシア#対中露戦

アメリカのホワイトハウスは7日、声明を発表しハリス副大統領が今月25日から29日までの日程で、日本と韓国を訪問し、このうち東京では27日に行われる安倍元総理大臣の「国葬」にバイデン政権を代表して参列すると明らかにしました。

ホワイトハウスはハリス副大統領の参列について「安倍氏の功績をたたえるとともに、安倍氏が両国の同盟関係や自由で開かれたインド太平洋の推進に向けてリーダーシップを発揮したことの重要性を強調する」としています。

ハリス副大統領が日本を訪問するのは去年1月に就任して以来、初めてです。

また、ホワイトハウスは、ハリス副大統領が日本と韓国でそれぞれ政府高官などと会談し、両国との関係強化や、自由で開かれたインド太平洋の推進、経済面や安全保障での協力について確認するとしています。

オーストラリアのアルバニージー首相は、今月27日に東京で行われる安倍元総理大臣の国葬に参列すると発表しました。

発表によりますと、安倍元総理大臣の在任中に首相を務めたハワード元首相、アボット元首相、それにターンブル元首相も同行するということです。

アルバニージー首相がことし5月の就任以降、日本を訪問するのは、就任直後に東京で行われた日本、アメリカ、それにインドとの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合に出席して以来、2回目です。

声明でアルバニージー首相は「安倍氏のリーダーシップのもと、オーストラリアと日本は経済・防衛面での連携や人的交流を深めた。私たちは自由で開かれた強じんな地域を発展させていくため、協力関係の強化を続ける」としています。

日本とインドの外務・防衛の閣僚による協議、いわゆる2プラス2を前に浜田防衛大臣は8日午前、シン国防相と会談しました。

この中で、浜田大臣は「日印防衛当局間の連携は強化されている。自由で開かれたインド太平洋実現のため、防衛協力をさらに深化させたい」と述べました。

これに対し、シン国防相は「両国がインド太平洋地域とインド洋地域の平和、安全、安定の確保に役割を果たすことを確信している」と述べました。

そのうえで両氏は、両国の戦闘機による初めての共同訓練を行うため引き続き調整を進めるとともに、防衛装備や技術協力の具体化に向けた連携を確認しました。

また、会談では、ウクライナ情勢を含めた地域情勢をめぐっても意見が交わされ、すべての国が武力による威嚇や行使、一方的な現状変更の試みに訴えることなく紛争の平和的解決を追求しなければならないとの認識で一致しました。

一方、浜田大臣は新たな国家安全保障戦略などの策定を通じて、日本の防衛力の抜本的強化に取り組む決意を伝えました。

今回で2回目となる日本とインドの外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2プラス2は8日午後、外務省の飯倉公館で行われ、日本側から林外務大臣と浜田防衛大臣が、インド側からジャイシャンカル外相とシン国防相が出席しました。

冒頭、林大臣は「わが国はインドとの関係を極めて重視している。世界では既存の秩序がさまざまな挑戦にさらされており、両国の連携、協力の必要性はますます高まっている」と述べました。

また、浜田大臣は「2国間、多国間の共同訓練が活発に実施されるなど、日印の防衛当局間の協力、交流は進展している」と述べました。

協議では覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、力による一方的な現状変更の試みや経済的な威圧に強く反対していくことで一致しました。

そして「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力し、両国にアメリカとオーストラリアを加えた、日米豪印4か国のクアッドの枠組みで、連携を強化することを確認しました。

また、自衛隊とインド軍の共同訓練の拡充や防衛装備面の連携などで、協力を進めることで一致しました。

インドのジャイシャンカル外相は日印の外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2プラス2のあとの共同記者会見で「紛争や気候変動によって世界の経済状況が悪化し、エネルギーや食料の安全が深く懸念されている」と述べ、エネルギーや食料価格の高騰などの課題に両国が緊密に連携して、取り組む必要があるという考えを示しました。

また「両国にはとりわけ、自由で開かれた、包括的で、豊かなインド太平洋の安全を保障する責任がある」と述べ、日米豪印4か国によるクアッドなどの多国間の枠組みを、両国でけん引していくべきだと強調しました。

外務大臣は8日夜、日本を訪れているインドのジャイシャンカル外相と夕食を交えながら、およそ1時間20分会談しました。

この中で両外相は、日本が今後5年間でインドに対して官民合わせて5兆円を投融資する取り組みを進めることや、高速・大容量の通信規格「5G」をはじめとした重要技術など、経済安全保障面で協力を深めることを確認しました。

さらにインドの隣国・スリランカが中国からの債務を返済できずに権益の譲渡などを迫られる、いわゆる「債務のわな」に陥っていることなどをめぐって意見を交わし、透明で公正な開発金融が重要だという認識で一致しました。

また両外相は来年、日本がG7=主要7か国の議長国を、インドがG20=主要20か国の議長国をそれぞれ務めることを踏まえ、緊密に連携して行くことを確認しました。

#南アジア

電話会談は8日夜およそ15分間行われ、この中で林外務大臣クレバリー外相に就任の祝意を伝え、「グローバルな戦略的パートナーであるイギリスとの連携は重要で、日英関係はかつてないほど強固になっている」と述べました。

そのうえで、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携や、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の対応に共に取り組みたいという意向を伝え、クレバリー外相は「日英の協力を一層、強化していきたい」と応じました。

そして両外相は軍事侵攻を続けるロシアや、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、力による一方的な現状変更は世界のどこであっても認められないという認識で一致し、G7=主要7か国をはじめとした国際社会と緊密に連携していくことを確認しました。

アメリカ太平洋陸軍のチャールズ・フリン司令官は8日、陸上自衛隊トップの吉田圭秀陸上幕僚長とともに奄美大島を訪れました。

奄美大島などでは、離島の防衛を想定した自衛隊アメリカ軍の共同訓練が9日まで行われていて、2人は最初にヘリコプターで上空から島の地形や自衛隊の施設などを確認しました。

このあと奄美駐屯地を訪れ、陸上自衛隊の「12式地対艦誘導弾」の展開訓練などを視察しました。

防衛省は、「12式地対艦誘導弾」について、ミサイル発射基地などを狙う、いわゆる「反撃能力」も念頭に、相手の射程圏外から攻撃できるようにするため、射程を伸ばす計画です。

視察のあと、フリン司令官は「中国による、この地域での無責任なふるまいを深く懸念している。訓練は自衛隊アメリカ軍の責任ある行動を示すものだ」と述べました。
吉田幕僚長は「一連の訓練は、力による現状変更を許さないことを示し、この地域の平和と安定に大きな意義をもたらすと考えている」と述べました。

陸上自衛隊によりますと、アメリカ太平洋陸軍の司令官が奄美大島を訪れたのは初めてで、海洋進出を強める中国などへ、日米の連携をアピールするねらいがあるとみられます。

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#外交・安全保障