日朝ピョンヤン宣言 20年 北朝鮮「解決済みだ」日本をけん制 #nhk_news https://t.co/JDFNZF1LIC
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年9月16日
ちょうど20年前の2002年9月17日、当時の小泉総理大臣が北朝鮮を訪問して史上初めて行われた日朝首脳会談で、キム・ジョンイル(金正日)総書記が日本人の拉致事件を認めて謝罪し、両首脳は、国交正常化を早期に実現するため努力するなどとした「日朝ピョンヤン宣言」に署名しました。
その後、北朝鮮は拉致問題について、被害者を含む日本人行方不明者の再調査のため2014年に発足させた特別調査委員会を1年半余りで解体して以降「解決済みだ」とする主張を繰り返しています。
北朝鮮外務省のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使は、15日付けの談話で「日本政府は、すべて解決された拉致問題を復活させた」と非難したうえで、「両国関係が今後、どのような方向に進むかは日本政府の態度次第だ」と強調しました。
一方、北朝鮮は先週、核兵器の使用条件などを定めた法令を採択し、キム・ジョンウン(金正恩)総書記は、「絶対に核を放棄することはできない」として、非核化交渉を拒んだうえで核・ミサイル開発を加速させる姿勢を鮮明にしています。
日朝関係筋は、「アメリカの動向も注視しているが、日本政府が敵対的な姿勢を改めるのかが重要だ」としていて、北朝鮮は、アメリカの同盟国である日本をけん制しながらその出方を慎重に見極めていくとみられます。
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