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エリザベス女王は今月8日、イギリス北部スコットランドのバルモラル城で、96歳で死去しました。

イギリスの君主として歴代最長の70年間在位した女王を追悼するため、現地では1965年のチャーチル元首相以来となる国葬が19日午前11時、日本時間の午後7時からおよそ1時間にわたってロンドン中心部のウェストミンスター寺院で行われます。

国葬には2000人以上が参列し、イギリス国教会の最高位の聖職者であるカンタベリー大主教の説教などに続いて、イギリス全土で2分間の黙とうがささげられます。

日本からは天皇皇后両陛下が参列されるほか、地元メディアによりますとアメリカのバイデン大統領など、200近い国や地域から合わせておよそ500人の王族や首脳も参列します。

国葬のあと、ひつぎは長男のチャールズ新国王や孫のウィリアム皇太子などに伴われてロンドン郊外のウィンザー城に向かい、夫のフィリップ殿下も眠る城内の礼拝堂の一角に埋葬されます。

イギリス政府は国葬が行われる19日を休日とし、各地の公園や広場に設けられた大型スクリーンや映画館でも国葬の模様が中継されるなど、長年、国民に尽くした女王を多くの人が追悼する1日となります。

バッキンガム宮殿では18日夕方、エリザベス女王国葬に参列するためロンドンを訪れている各国の王族や首脳を迎えて、チャールズ国王主催のレセプションが開かれました。

レセプションが始まった現地時間の午後6時前には、出席する人たちが車やバスで次々に宮殿に入っていく姿がみられました。

レセプションには天皇陛下が出席されたほか、公共放送BBCによりますと、アメリカのバイデン大統領やフランスのマクロン大統領、それに、ニュージーランドのアーダーン首相なども出席したということです。

ウィンザー城は、ロンドン中心部から西におよそ35キロ離れたイギリス王室の公邸の1つです。

テムズ川の南岸に位置し、11世紀にウィリアム1世が築いた小さな城が始まりで今も要人を招いての公務に使われています。

1992年11月には火災で城の一部が焼失しましたが、エリザベス女王はバッキンガム宮殿を夏の間、一般公開するなどして修復にかかるおよそ3700万ポンド日本円にしておよそ60億円の大半を工面し5年かけて再建させました。

エリザベス女王は長年、週末をウィンザー城で過ごしていましたが、新型コロナの感染が拡大してからはロンドンの公邸であるバッキンガム宮殿からウィンザー城に住まいを移し、去年4月に亡くなった夫のフィリップ殿下と最後の日々を過ごしました。

ウィンザー城の敷地内には1475年からおよそ50年の歳月をかけて建設された「セントジョージ礼拝堂」があります。

ゴシック様式の礼拝堂で、チャールズ国王がカミラ王妃と再婚した際に祝福の式が行われたほか、ハリー王子とメーガン妃が結婚式を挙げるなど多くの王室の行事が執り行われてきました。

また、礼拝堂にはエリザベス女王の父親のジョージ6世など10人の王が埋葬されています。

今回、エリザベス女王は礼拝堂の一角に位置し、夫のフィリップ殿下が眠る「ジョージ6世記念礼拝堂」に埋葬されます。

大手調査会社ユーガブは、今月15日、国葬の日をどう過ごすかイギリスのおよそ3000人を対象に行った世論調査の結果を発表しました。

それによりますと、葬儀の映像を見たり女王を追悼したりすると答えた人が43%、普通の休日を過ごすと答えた人が34%となりました。

このうち葬儀の映像を見たり女王を追悼したりすると答えたのは18歳から24歳が21%、65歳以上は58%となっています。

また、普通の休日を過ごすと答えたのは18歳から24歳が58%、65歳以上は19%となっていて、世代によって対照的な結果となっています。

イギリス連邦の加盟国の1つ、オーストラリアでもエリザベス女王国葬を前に、追悼の動きが広がっています。

シドニーの中心部にあるニューサウスウェールズ州の総督の官邸前では、連日、およそ1000人が献花や記帳を行っていて、18日も多くの人たちが訪れました。

追悼に訪れた36歳の男性は「女王はオーストラリアでも政治を超えた、心強い存在だった。テレビで家族と一緒に国葬を見守り、偉大な功績をたたえたい」と話していました。

また、観光名所のオペラハウスの屋根には、夜間、女王の肖像画が投影されていて、訪れた人たちが写真を撮るなどして女王に思いをはせていました。

オーストラリアはイギリス国王を元首とする立憲君主制ですが、1999年にはオーストラリア人の大統領を元首とする共和制に移行するかどうかを問う国民投票が行われた結果、立憲君主制が維持された経緯があります。

エリザベス女王の死去をきっかけに国内では再び、共和制への移行を議論すべきだという声があがっています。

73歳の女性は「今後どうするかはオーストラリアの国民が決めることだが、いますぐに共和制に移行しようとするのは敬意に欠ける。数年間は静かに過ごすべきだ」と話していました。

イギリスのチャールズ新国王は現地時間の18日午後10時、日本時間の19日6時にエリザベス女王国葬を前にメッセージを出しました。

国王は「この10日間、国内外から寄せられた多くの弔辞や支援のことばに深く心を打たれています。私の親愛なる母の仕事に敬意を表してくださった皆様に計り知れない感動を覚えました。いまは最後のお別れの準備をしていますが、この場を借りて悲しい時間の中で私と家族を支え慰めてくださった数え切れないほどの方々に感謝の気持ちを伝えます」としています。

カミラ王妃は18日、公共放送BBCの番組の中で亡くなったエリザベス女王について回想しました。

このなかで「女性の首相も大統領もいないなか、孤独な女性であることは、とても大変だったと思います。女性は彼女だけだったので、女王は自分の役割を切り開いたのだと思います」と話しました。そのうえで「彼女は素晴らしい青い目をしていて、笑うと顔全体が明るくなりました。あの笑顔は忘れられません」と振り返りました。

カミラ王妃をめぐっては、チャールズ新国王がダイアナ元皇太子妃と離婚後に再婚した経緯などから、国民の間で見方が分かれていて、将来、王妃と名乗ることに抵抗する声は根強く、王位継承の際の懸案とみられていました。

こうした中、エリザベス女王はことし2月、即位から70年を迎えるにあたり声明を発表し、カミラ夫人が王妃となることを望む考えを明らかにしていました。

イギリスメディアは、円滑な王位継承に向けて女王がみずからの姿勢を明らかにしたことで、カミラ王妃をめぐる長年の論争に終止符が打たれたなどと伝えていました。

エリザベス女王国葬が行われるのを前に18日夜、イギリス全土で1分間の黙とうがささげられました。

ロンドンのテムズ川沿いでは弔問の列に並ぶ人たちが歩みを止め、午後8時に合わせて目を閉じたり、エリザベス女王のひつぎが安置されているウェストミンスターホールの方向を見つめたりして黙とうしました。

またバッキンガム宮殿の前では市民に加え、警備にあたっていた警察官の中にも、静かに目を閉じる人の姿が見られました。

一方、ロンドン市内のパブでは公共放送BBCの特別番組が流され、午後8時になるとにぎわいをみせていた店内が静寂に包まれ、客と店員、全員が黙とうし、その後、静かな拍手が沸き起こりました。

客の20代の男性は「女王は私たちをひとつにまとめてくれた。敬意を表したい」と話していました。

このほか北部スコットランドの中心都市、エディンバラにあるエリザベス女王とゆかりのある教会では、集まった10人余りが女王の写真を前に黙とうをささげていました。

訪れた男性は「女王がこの国にもたらしてくれたすべてに思いをはせて祈りをささげた。国葬が行われるあすはとても悲しい日になる」と話していました。

エリザベス女王のひつぎが安置されているウェストミンスターホールでの一般の人たちによる弔問が19日早朝に終了するのを前に、イギリス政府は18日午後10時40分ごろ、日本時間の19日午前6時40分ごろ、列への新たな参加は締め切りになったと発表しました。

弔問に訪れる一般の人たちの待ち時間は最大で24時間以上となる見通しが示されるなど、連日、大勢の人が長い列を作っていました。

イギリスのエリザベス女王国葬は、首都ロンドンで各国の要人など2000人以上が参列し、日本時間の19日夜行われます。国葬のあと女王が埋葬されるウィンザー城周辺には、国葬の前夜にもかかわらず、女王を追悼するために多くの人が集まっています。

国葬を前にイギリス全土では18日夜、1分間の黙とうがささげられました。

ロンドンのテムズ川沿いでは、弔問の列に並ぶ人たちが歩みを止め、午後8時に合わせて目を閉じたり、エリザベス女王のひつぎが安置されているウェストミンスターホールの方向を見つめたりして黙とうしました。

また、バッキンガム宮殿の前では市民に加え、警備にあたっていた警察官の中にも、静かに目を閉じる人の姿が見られました。

国葬は19日午前11時、日本時間の午後7時からおよそ1時間にわたってロンドン中心部のウェストミンスター寺院で行われ、その後、ひつぎはロンドン郊外のウィンザー城に向かいます。

ウィンザー城周辺には、18日夜、国葬の前夜にもかかわらず、埋葬される前の女王の姿を一目見ようと寝袋やイスを持ってきて待っている人の姿が多く見られます。

息子と近くのまちから訪れ、女王を待っているという女性は「寝袋や食べ物をたくさん持ってきました。私たちが生きている間におそらく経験できない歴史的瞬間を見届けることができることは、息子にとってもすばらしい経験になると思い来ました」と話していました。

また、看護師の女性は「最後に女王に敬意を表するためにここにいます。70年間在任する女王は二度と現れないと思いますし、これは誰にとっても一生に一度の経験です」と話していました。

96歳で死去したイギリスのエリザベス女王を追悼するための国葬は、19日午前11時ごろ、日本時間の午後7時ごろからロンドン中心部のウェストミンスター寺院で始まりました。

国葬には、各国の要人など2000人以上が参列しました。

日本からは、天皇皇后両陛下が参列されたほか、地元メディアによりますと、アメリカのバイデン大統領など、200近い国や地域から合わせておよそ500人の王族や首脳も参列しました。

国葬では、式の進行を務めたウェストミンスター寺院の首席司祭があいさつのことばを述べたのに続いて、聖歌隊や参列者によって聖歌の合唱や聖書の朗読も行われました。

またイギリス国教会の最高位の聖職者であるカンタベリー大主教による説教が行われ「女王が21歳の誕生日に、生涯、公務に身をささげると宣言したのはよく知られている。これほどまでに約束が守られたことはほとんどない」と述べました。

このあとトランペットの音が鳴り、イギリス全土で2分間の黙とうがささげられました。

日本時間の午後8時ごろ、イギリス国歌が斉唱されたのち、国葬は終わりました。

国葬のあと、女王のひつぎは長男のチャールズ新国王や孫のウィリアム皇太子などに伴われてロンドン郊外のウィンザー城に向かい、夫のフィリップ殿下も眠る城内の礼拝堂の一角に埋葬されます。

イギリス政府は19日を休日とし、各地の公園や広場に設けられた大型スクリーンや映画館でも国葬のもようが中継されるなど、長年、国民に尽くした女王を多くの人が追悼する一日となっています。

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