韓国国防相 米原子力空母を訪問 対北朝鮮で強い姿勢強調 #nhk_news https://t.co/rTSjxg57Qr
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年9月24日
韓国国防省によりますとイ・ジョンソプ(李鐘燮)国防相は、プサンに入港したアメリカ軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」を24日に訪れ、艦内や飛行甲板などを視察し、空母の運用に関する説明を受けたということです。
イ国防相は将兵たちに対して「万一、北が核の使用を企てるようなことがあれば、北は米韓の圧倒的な対応に直面することになるだろう」と述べ、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に強い姿勢で臨むと強調しました。
これに対してアメリカの空母打撃群の司令官は、近く日本海を中心に行われる米韓両軍の共同訓練に言及し「連合作戦の態勢を強固にし、北朝鮮が挑発すれば圧倒的な能力で勝利する」と述べ、米韓両軍の結束を示しました。
一方、北朝鮮東部のハムギョン(咸鏡)南道シンポ(新浦)ではSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射準備の兆候が捉えられていて、共同訓練に対する北朝鮮の反発に警戒が続いています。
北朝鮮「衛星発射場」で大規模拡張工事か 米シンクタンク公表 #nhk_news https://t.co/07QS3dsKSh
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年9月24日
アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所は今月6日に撮影された、北朝鮮北西部トンチャンリにある「ソヘ衛星発射場」の衛星写真の分析結果を22日、公表しました。
それによりますと発射台の近くにある燃料貯蔵施設に隣接する敷地の造成が進められていて、施設の拡張工事が確認されたとしています。
そのうえで、こうした大規模な工事はより大型で強力なロケットの発射を可能にするのが目的だという見方を示しました。
一方で工事が続いていることから、この発射台がすぐに使用される可能性は極めて低いとしています。
この発射場では2016年に「地球観測衛星の打ち上げ」と称して、事実上の長距離弾道ミサイルが発射されていて、北朝鮮のメディアはことし3月、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が視察したと伝えています。
キム総書記は視察の際、軍事偵察衛星などを「大型運搬ロケット」で打ち上げられるよう施設の改修や拡張を指示しており、関係国が監視を強化しています。
【速報 JUST IN 】北朝鮮が弾道ミサイル発射か 防衛省 #nhk_news https://t.co/vQO3xkJqYP
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防衛省によりますと25日午前6時52分ごろ、北朝鮮の内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルが東の方向に発射されたということです。
最高高度はおよそ50キロ、飛んだ距離は通常の弾道の軌道であればおよそ400キロと推定され、変則的な軌道で飛んだ可能性があるということです。
落下したのは北朝鮮の東の沿岸付近で、日本のEEZ=排他的経済水域の外側だということです。
これまでのところ日本の航空機や船舶などの被害の情報は確認されていません。
防衛省によりますと、北朝鮮によるミサイル発射は巡航ミサイルも含めてことし19回目で、かつてない頻度で発射を繰り返しているとして、情報の収集と分析を進めています。
浜田防衛大臣は今回の発射について「わが国と地域、国際社会の平和と安全を脅かし、国連の安保理決議に違反するもので、強く非難する」として、北朝鮮側に対し、北京の大使館ルートを通じて抗議したことを明らかにしました。
また浜田大臣は弾道ミサイルの種類について「総合的・専門的な分析を行う必要があり、現時点で確たることを答えることは困難だ」と述べるにとどめました。
一方、記者団が「北朝鮮の発射のねらいはアメリカと韓国の共同訓練への反発とみているのか」と質問したのに対し、浜田大臣は「北朝鮮の意図について断定的に答えることは困難だ。防衛省としては北朝鮮の軍事動向についてアメリカなどとともに緊密に連携しつつ、引き続き情報収集と分析、警戒監視に全力を挙げていきたい」と述べました。
韓国軍は北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射したと発表し、アメリカ軍とともに詳しい情報の収集や分析を急いでいます。
韓国軍の合同参謀本部によりますと北朝鮮は25日午前6時53分ごろ、北西部ピョンアン(平安)北道のテチョン(泰川)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射したということです。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのはことし6月に異なる4か所の地点から8発を発射して以来です。
また先月にも巡航ミサイル2発を発射していて、ことしに入ってからのミサイル発射の回数は19回と、異例の高い頻度で発射を繰り返しています。
北朝鮮は今月1日まで行われたアメリカ軍と韓国軍による定例の合同軍事演習に対して「侵略勢力による演習には必ず相応の軍事的対応が伴う」と反発し、米韓両国への対決姿勢を示していました。
また今月8日には北朝鮮の最高人民会議で核兵器の使用条件などを定めた法令が採択されたのに伴って、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が「戦術核の運用空間を拡張し核戦闘態勢を強化すべきだ」と演説し、非核化交渉を拒む姿勢を鮮明にしていました。
韓国南東部のプサン(釜山)には23日、アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」が入港し近く日本海を中心に韓国と共同訓練を行う予定で、北朝鮮の反発が予想されていました。
米韓両軍はミサイルの種類や飛行距離など、詳しい情報の収集や分析を急いでいます。
防衛省などによりますと、北朝鮮が弾道ミサイルなどのミサイルを発射したのはことしに入って19回目です。
1月に7回、2月に1回、3月に3回、4月に1回、5月に4回、6月に1回、先月に1回、それぞれ弾道ミサイルなどを発射しました。
これまでの18回のうち、15回は弾道ミサイルと推定され、弾道ミサイルの可能性が指摘されているものが1回あります。
残りの2回は長距離巡航ミサイルなどと推定されています。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けて、アメリカのインド太平洋軍は声明を発表し、「弾道ミサイルの発射について、同盟国やパートナーと緊密に協議している。今回の発射はアメリカの国民や領土、それに同盟国に対する差し迫った脅威を与えるものではないが、北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイルの違法な開発計画が地域を不安定化させることを浮き彫りにするものだ」と非難しました。
そのうえで、日本と韓国に対するアメリカの関与は揺るぎないと強調しています。
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