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マレーシアでは10日、イスマイルサブリ首相が議会下院を解散し、総選挙は11月中にも行われる見通しです。

この選挙についてマハティール元首相が11日記者会見し、北部の選挙区から立候補すると表明しました。

マハティール氏は1981年から22年間首相を務めてマレーシアの経済成長を主導し、いったん政界を引退したあと、4年前に首相に返り咲きましたが、おととし辞任し、その後も政治活動を続けてきました。

マハティール氏はことし1月に心臓病で手術を受け、一時は健康を危ぶむ声が上がりましたが、その後回復し、新たに立ち上げた野党系の政治連合から立候補するということです。

今回の選挙では与党「統一マレー国民組織」が有利な情勢とみられ、与党の汚職問題を批判するマハティール氏の政治連合が支持を広げるのは難しいとの見方が出ていますが、97歳の候補者はこれまでのマレーシアの選挙では最高齢で、その動向が注目されています。

ミャンマーでクーデターを実行した軍に拘束され、複数の罪に問われている、アウン・サン・スー・チー氏は、12日、汚職の罪で新たに禁錮3年の有罪判決を受けました。スー・チー氏への有罪判決はこれで14件目となり、刑期は合わせて26年となりました。

関係者によりますと、12日、首都ネピドーで非公開で行われた裁判で、スー・チー氏は、ミャンマー人の実業家に便宜を図った見返りに金を受け取ったとする2件の汚職の罪で、合わせて禁錮3年の有罪判決を言い渡されたということです。

一連の裁判は、軍による統制のもとで行われていて、スー・チー氏への有罪判決は、社会不安を引き起こした罪など14件となり、科された刑期は合わせて26年となりました。

関係者によりますと、これまでのところ、健康状態に問題はないということです。

軍は、来年実施が予定されている総選挙を前に、軍への抵抗を続ける民主派勢力への支援の広がりに神経をとがらせているほか、ソーシャルメディア上で影響力のある市民らへの締めつけを強めていて、刑期を積み重ねていくことで、スー・チー氏の政治的な影響力を排除する思惑があるものとみられます。

ミャンマーでことし7月、治安当局に拘束され、その後、入国管理法違反などの疑いで訴追されたジャーナリストの久保田徹さんに対し、現地の裁判所は12日、新たに禁錮3年の有罪判決を言い渡しました。現地の日本大使館は、ミャンマー当局に対し、引き続き早期の解放を求めていくとしています。

ジャーナリストの久保田徹さんは、ことし7月、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで治安当局に拘束され、その後、観光ビザで入国して抗議デモを撮影したとして、入国管理法違反などの疑いで訴追されました。

関係者によりますと、12日に収容先のヤンゴン市内で久保田さんの裁判が行われ、入国管理法違反の罪で、新たに禁錮3年の有罪判決が言い渡されたということです。

久保田さんをめぐっては、今月5日に、通信に関する法律に違反した罪と扇動の罪で、それぞれ有罪判決が言い渡されていて、今回の裁判と合わせて刑期は10年になるということです。

現地の日本大使館は今後、ミャンマー当局に対し、さまざまなルートを通じて、引き続き早期の解放を求めていくとしていますが、拘束の長期化が懸念されています。

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