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今月16日から始まった5年に1度の中国共産党大会は、最終日の22日、閉会式が行われ、国営の新華社通信は、閉会後、今後5年間、党を率いる205人の「中央委員」の名簿を伝えました。

この中には習近平国家主席が含まれていて、現在69歳の習主席が「68歳で引退する」という慣例を破って選出されたことで、党トップとして異例の3期目入りが確実になりました。

一方で、序列2位で現在67歳の李克強首相は新しい中央委員に選ばれず、最高指導部に留任しない見通しになりました。李氏の後任の首相は、来年の全人代全国人民代表大会で決まるため、それまでは首相を務めることになります。

さらに、最高指導部の中では、序列3位の栗戦書氏、序列4位の汪洋氏、序列7位の韓正氏も新しい中央委員に選ばれず、7人のメンバーのうち4人が最高指導部に留任しない見通しになりました。

また、今回の党大会では、党の最高規則にあたる「党規約」の改正案が採択され、習主席の共産党での核心的な地位と思想の指導的な地位を確立するという意味で、忠誠を示すスローガン「2つの確立」を深く理解するよう求めました。

このほか、2035年までに社会主義の現代化を基本的に実現させ、その後、今世紀半ばまでに社会主義現代化強国を築くという戦略や、「台湾独立」に断固として反対し抑え込むことなども「党規約」に盛り込むことを決めました。

22日に選ばれた中央委員は23日、党の重要会議「1中全会」を開いて最高指導部である政治局常務委員を選出し、3期目の習近平指導部が発足する見通しです。

新たな中央委員205人には、「68歳で引退する」という慣例を破って、今月末までに69歳になる外相の王毅氏や、中国軍の制服組トップの中央軍事委員会副主席で、72歳の張又侠氏も選ばれました。

王氏はかつて駐日大使を務めた知日派の外交官で、2018年からは外交を統括する副首相級の国務委員と外相を兼任し、習主席の外国訪問にはほぼ同行しているとみられます。

また、張氏はかつて革命に参加した軍幹部の子息、いわゆる紅二代の1人で、張氏の父親と習主席の父親の習仲勲元副首相は戦友と伝えられ、習主席の信頼が厚いとみられます。

一方、最高指導部メンバーのうち、序列2位で首相の李克強氏と序列4位の汪洋氏はともに67歳で、引退年齢とされる68歳に達していないにもかかわらず中央委員に選ばれませんでした。

香港メディアは、今回、習主席の側近や地方で勤務していたときの部下など、関係の深い人物が指導部のメンバーに昇格するという見方を示しています。

22日の共産党大会の閉会式では、習近平国家主席の隣に着席していた胡錦涛国家主席が、関係者に促されるようにして途中退席する一幕がありました。

胡前主席が退席したのは、北京にある人民大会堂で、党の最高規則である「党規約」の採決などが行われる前で、NHKなど内外のメディアも現場で取材をしていました。

胡前主席は、当初、不満そうな表情で自分の席に座り続けようとしたり、関係者の腕を振り払おうとしたりしているのが確認されました。

その後、関係者に促されて席を立ちましたが、習主席の横で立ち止まり、何かを話しかけ、これに対して、習主席が短く答える様子が見られました。

そして、新しい中央委員に選ばれなかった李克強首相の肩を軽くたたいたあと、関係者に腕をつかまれたまま、会場を出て行きました。

胡前主席が途中退席した理由については、政治的な背景があるとする臆測や体調面での問題があったとする見方も出ていて、はっきりと分かっていません。

中国共産党大会が閉会し習近平国家主席が党トップとして3期目入りするのが確実となったことについて、北京市内で人々に聞くとさまざまな声が聞かれました。

このうち40代の男性は「経済が落ち込んでいるため以前のような発展のスピードに戻してほしい。次の指導部がどう選ばれてもこの国をしっかり管理できると信じているので特に心配していない」と話すなど、メディアの取材だとわかると、次期指導部に期待すると答える人が多くいました。

一方、党大会には関心がないという冷ややかな声も聞かれ、20代の女性は「経済や就職率がよくなればと思うが、党大会には興味がない。コロナ対策も今までよりは緩和されたが感染状況がもっとよくなれば過ごしやすくなると思う」と話していました。

また、40代の男性は「新しい指導者たちのもとで新型コロナの感染が早く収まってほしい。コロナ禍が経済に与える影響は相当なものだ」と話していました。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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