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今月20日に辞任を表明したイギリスのトラス首相の後任を選ぶ保守党の党首選挙は、立候補が24日の午後2時、日本時間の24日午後10時に締め切られます。

これまでにスナク元財務相とモーダント下院院内総務が立候補する意向を表明していて、相次ぐ不祥事で辞任して2か月足らずのジョンソン前首相が再登板を目指し立候補するかが最大の焦点となっていました。

こうした中、ジョンソン氏は23日夜、日本時間の24日の朝早く、声明を発表し、立候補しない意向を明らかにしました。

この中でジョンソン氏は「今回の党首選挙に勝利し、首相官邸に戻る可能性はかなり高かった」と強調しました。

そのうえで「党の結束がなければ効果的に政府は運営できない。私ができることはたくさんあると信じているが残念ながらいまはその時ではない」と述べ立候補を断念するとしています。

立候補には100人の下院議員の推薦を得る必要があり、地元メディアはこれまでにスナク氏に140人以上、モーダント氏に20人余り、そして、ジョンソン氏へは50人余りの議員が支持を明らかにしたと伝えています。

党首選挙では立候補者が1人だった場合、新しい党首は24日に決まり、2人以上が立候補した場合、議員による投票や党員によるオンライン投票を経て28日に決まります。

ジョンソン前首相が発表した声明です。

ジョンソン前首相は3年前の総選挙で保守党を圧勝に導いた実績などを挙げて「今回の党首選挙に勝利し、首相官邸に戻る可能性はかなり高かった」としています。立候補に必要な下院議員100人以上の推薦を確保できていたとも述べています。

一方で、「ここ数日で悲しいことに立候補は正しい選択ではないという結論に至った。党の結束がなければ効果的に政府は運営はできない。スナク氏とモーダント氏には国益のために一致できると考え手を差し伸べたが、残念ながら協力はできなかった。そのため、立候補はせずに後任の党首を支援することが最良の選択だ」として、立候補しない理由を説明しています。

イングランド銀行(BOE、英中央銀行)が2009年からの量的緩和市中銀行から大量に購入した英国債などの保有分に初めて損失が生じ、純損失額が9月時点で1億5600万ポンド(1億7400万ドル)になっていることが分かった。21日の英国家統計局データで明らかになった。利上げで市中銀行の準備金への利払い負担は増大している。損失は財務省が穴埋めする。

BOEは世界金融危機からコロナ禍にかけて約9000億ポンド相当を購入。この大半が国債で、一部は社債市中銀行にとってみればBOEによる累計8380億ポンドの国債買い入れが大きく影響し、BOEに総額では約9500億ポンドの資金を積んでいる状態。これに対するBOEの利払いは1年弱前まで0.1%だったが、今や2.25%になり、来年は5.0%を超えるとも予想されている。

BOEのタッカー副総裁は最近、BOEの銀行への利払いの方法を政府が見直すべきだと表明し、そうすれば利払いが年300億-450億ポンド節約できると説明。財務省はその後、今年度に国債買い入れに関連してBOEに生じた損失に対応するため、同省から110億ポンド超をBOEに移すことにしたとしていた。

BOEは今年、09年の国債買い入れ開始以来、この保有に伴って生じた利益から計1200億ポンドを財務省に納付してきたと説明している。

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