https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日本と韓国の政財界の関係者らでつくる「日韓協力委員会」の日本側の会長を務める自民党の麻生副総裁は、2日からソウルを訪問しています。

そして夕方、大統領府を訪れ、ユン・ソンニョル大統領と会談しました。

韓国側の発表によりますと、会談で、ユン大統領は、協力委員会の役割を評価したうえで、「両国関係の発展に向け、民間交流の活性化に貢献して欲しい」と呼びかけたということです。

これに対し麻生氏は「両国間の対話と協力を持続する必要があり、両国関係の早急な回復と発展に向けて引き続き努力する」と応じたということです。

このほか会談では、「徴用」をめぐる問題など両国間の懸案に加え、2日も弾道ミサイルを発射した北朝鮮への対応を含む東アジア情勢などについても意見を交わしたものとみられます。

麻生氏は3日、パク・チン外相とも会談する予定です。

麻生氏は、先月末に岸田総理大臣とおよそ2時間会談していて、今回の訪問は、日韓首脳会談に向けた韓国側の対応を探る意味もあるのではないかという見方も出ています。

日本と韓国の政財界の関係者らでつくる「日韓協力委員会」の日本側の会長を務める自民党の麻生副総裁は2日からソウルを訪問しています。

2日夕方ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と会談した麻生副総裁は、3日朝はパク・チン外相と朝食をとりながら1時間ほど会談しました。

会談では、「徴用」をめぐる問題など両国間の懸案のほか、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮への対応を含む東アジア情勢などについて、意見を交わしたものとみられます。

会談後、パク外相は記者団に対して「両首脳は関係改善の強い意志を持っている。関係が改善されることは両国の国益に役立つと麻生氏に申し上げた」と述べました。

この後、麻生氏はソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で起きた事故の犠牲者を追悼する献花台を訪れ、花を供えました。

#外交・安全保障

複数のロシアメディアは2日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でおととしから運行を停止していた北朝鮮とロシアの間の貨物列車が再開したと伝えました。

貨物列車には馬30頭が乗せられ、ロシア極東の沿海地方から北朝鮮北東部へ送られたとし、次は医薬品が運ばれる予定だとしています。

北朝鮮は中国との間でも、感染拡大を理由に停止していた貨物列車の運行を9月に再開させていて、国内経済が打撃を受ける中、ロシアからも物資の調達を急ぎたい考えとみられます。

北朝鮮とロシアはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから関係を一層、強化しています。

北朝鮮はことし7月、親ロシア派の勢力が支配するウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州を独立国家として承認しました。

ロシアのプーチン大統領は8月、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩)総書記に対して、「両国関係を総合的、建設的に拡大していく」と伝えました。

軍事侵攻を受けて欧米と対立を深めるロシアとしても、ともにアメリカと対じする姿勢を示す北朝鮮との連携を重視しているものとみられます。

防衛省によりますと、3発の弾道ミサイルとは別に、政府は午前7時50分ごろから8時ごろにかけてJアラート=全国瞬時警報システムなどで、宮城県山形県新潟県を対象に北朝鮮からミサイルが発射され、上空を通過したとみられるなどと情報を発表しました。

防衛省は日本列島を越えて飛行する可能性があると探知したものは、実際には日本列島を越えず、日本海上空でレーダーから消失したことが確認されたとしていて、ミサイルだったかどうかも含めて詳しい分析を進めています。

防衛省によりますと、3日午前7時台から8時台にかけて、北朝鮮から少なくとも3発の弾道ミサイルが東の方向に向けて発射されました。

このうち午前7時39分ごろに西岸付近から発射されたものは最高高度が2000キロ程度、飛行距離がおよそ750キロで、日本のEEZ排他的経済水域の外側の日本海に落下したということです。このミサイルについてICBM大陸間弾道ミサイル級の可能性があるとしています。

また、午前8時39分ごろと8時48分ごろに内陸部から発射されたあわせて2発の弾道ミサイルは、いずれも最高高度は50キロ程度、飛行距離はおよそ350キロで、日本のEEZの外側の朝鮮半島東岸付近に落下したということです。

浜田防衛大臣は、3日午前9時ごろ、防衛省で記者団に対し、北朝鮮が7時40分前後に、多数のミサイルを日本海方面に発射したことを明らかにしました。

浜田大臣は、「このうち1つは、高度がおよそ2000キロ、飛しょう距離はおよそ750キロで、日本海に落下し、中長距離の弾道ミサイルと思われる」としています。

また浜田大臣は、これとは別のミサイルについて「日本列島を越えて飛しょうする可能性があると探知したのでJアラートでその旨を公表したが、その後、情報を確認したところミサイルは日本列島を越えず、日本海上空で消失したことが確認されたので訂正する。原因などについては現在分析中であり、わかり次第お知らせする」と述べました。

そのうえで「北朝鮮はきのうも23発以上のミサイルを発射し100発以上の砲撃を行ったとの情報に接しており、防衛省として緊張感をもって警戒監視にあたっていく」と述べました。

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が3日午前7時40分ごろ、首都ピョンヤン郊外の国際空港があるスナン(順安)付近から日本海に向けて長距離弾道ミサイル1発を発射したと発表しました。

飛行距離はおよそ760キロ、高度はおよそ1920キロで、音速の15倍にあたるマッハ15の速度で飛行したということです。

また、午前8時39分ごろから、北朝鮮西部のピョンアン(平安)南道ケチョン(价川)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルと推定される2発が発射され、飛行距離はおよそ330キロ、高度はおよそ70キロで、音速の5倍にあたるマッハ5の速度で飛行したとしています。

このうち長距離弾道ミサイルについて、韓国の公共放送KBSは新型のICBM大陸間弾道ミサイル「火星17型」と推定され、飛行に失敗したもようだと伝えました。

北朝鮮はことし3月に同じスナン付近から弾道ミサイル1発を通常より角度をつけて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射し、高度が6000キロを超えてこれまでで最も高くなり、北朝鮮は「火星17型」の発射実験に初めて成功したと発表していました。

Q.このタイミングでの発射 北朝鮮のねらいは?

A.北朝鮮への抑止力の強化を進める日米韓3か国を威嚇するとともに、対決姿勢を鮮明にして、内部の引き締めも図るねらいがあるとみられます。

北朝鮮は先月、日本の上空を通過させる形で中距離弾道ミサイルを発射したのに続き、短距離弾道ミサイルや長距離巡航ミサイルを相次いで発射しています。

また、2日は、南北の分断後初めて、海上の境界線を越えた短距離弾道ミサイル1発を含め、20発余りのミサイルを発射したばかりです。ことしになってからの発射はこれで30回と、異例の高い頻度です。

タイミングとしては、10月に入って、アメリカの原子力空母が日本海に再び展開し、米韓両軍や海上自衛隊が共同訓練を実施したほか、韓国軍の野外機動訓練が一部アメリカ軍も参加して行われました。さらに4日まで、米韓の空軍による5年ぶりの大規模訓練が行われていて、軍事的圧力を強めていたところです。

一方の北朝鮮は、この訓練について「侵略的かつ挑発的だ」として即時中止を求める談話を、連日発表していたほか「軍事的挑発を続けた場合、より強化した次の段階の措置を考慮する」、「武力行使を試みるなら、史上最も残酷な代価を支払うことになる」などとけん制していました。

Q.今後の焦点は?

A.まずは、今回発射されたミサイルが何なのかがポイントです。北朝鮮は去年1月に打ち出した「国防5か年計画」に基づき、核弾頭の搭載が可能で、低空を変則軌道で飛ぶなど多様なミサイルの開発を急ピッチで進めています。

今回発射されたミサイルについて、韓国の通信社、連合ニュースは、韓国軍当局者の話として「ミサイルは切り離しが行われていて、射程が中長距離の弾頭ミサイルと推定している」と伝えています。

また韓国軍は、ICBM大陸間弾道ミサイルの可能性についても分析を急いでいるとしています。

そして、北朝鮮の次の出方も焦点です。今年9月に北朝鮮核兵器の使用を法制化し、「戦術核」などの開発のため核弾頭のさらなる小型化・軽量化を目指しています。

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、北朝鮮が7回目の核実験の準備をすでに終えたとの見方を示したほか、韓国の情報機関も、今月8日のアメリカの中間選挙までに核実験の可能性があるとみています。

またアメリカの専門家は、北朝鮮北西部トンチャンリの「衛星発射場」で大規模な工事が、東部シンポでSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを搭載できる新型潜水艦の進水準備が進められていると分析しています。

これまで、国連の安全保障理事会が制裁決議などを全会一致で採択し、北朝鮮の核・ミサイル開発に一定の歯止めをかけてきたのですが、ウクライナ侵攻などをめぐる対立からロシアと中国が北朝鮮を擁護するなど機能不全に陥っています。

それにつけいる形で北朝鮮が挑発の度合いを一段と強めることが懸念されています。

d1021.hatenadiary.jp

#朝鮮半島