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銀行は子会社と合わせて、原則、5%を超えて企業に出資することは禁止されていますが、おととしの法律改正で、経営不振に陥ったり、事業承継を目指したりする企業などへの出資規制が緩和され大多数の株式を保有する形での出資がしやすくなりました。

こうした中、三井住友銀行の子会社はことし5月にも、経営破綻した鶏卵の加工や販売を手がける企業に出資して株式の過半数を取得し、再生を支援することを決めました。

この銀行子会社は今後、数年間でこうした投資を2000億円程度に拡大する方針で、経営への関与を強めて投資先の企業価値を高めたうえで株式の売却益などを新たな収益源としたい考えです。

SMBCキャピタル・パートナーズ」の辰己聖社長は「社会課題となっている事業承継や再生については解決に向けたお金の出し手がまだまだ不十分だ。オーナーはさまざまな悩みを抱えているので、銀行として積極的にこうしたビジネスに取り組んでいきたい」と話しています。

銀行業界では、りそな銀行広島銀行のグループでも同様の取り組みを進めていて、銀行の投資ビジネスへの本格参入が経済の活性化や新陳代謝の促進につながるか、注目されます。