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イランは7日、スカーフのかぶり方をめぐり逮捕された女性が死亡したことを受けた全国的な抗議デモで治安部隊の隊員を殺害したとされる男性2人の死刑を執行した。欧州連合(EU)、米国、その他の欧米諸国はイランを非難した。

2人は、民兵組織バシジの要員を殺害した罪で有罪判決を受けていた。同じ事件でさらに3人が死刑を宣告され、11人が実刑判決を受けている。

デモに関連する処刑は公式に確認されたベースで4人となった。

今回の死刑執行により、騒乱の余波で処刑されたことが公式に確認されているデモ参加者の数は4人となった。

EUのボレル外交安全保障上級代表(外相に相当)はデモ参加者の死刑執行を直ちに停止するよう求めた。このほか米、英、仏、オランダも処刑を非難した。

シリア北西部ではアサド政権の攻撃から逃れた人たちが避難民キャンプなどで生活していて、国連安保理は隣国のトルコから陸路で食料や医薬品などを運び込む「支援ルート」を定めています。

安保理では9日、日本が議長国を務める中、支援ルートの設置期限を6か月延長する決議案が採決にかけられ、全会一致で採択されました。

この結果、支援ルートを通じたNGOなどによる避難民への人道支援活動はひとまずことし7月まで継続されることになりました。

これについて欧米各国は、歓迎の意向を表明しながらも、現地のNGOなどが計画的に支援活動を行えるようルートの期限は1年間延長されるべきだと訴えていて、日本の石兼国連大使も「現時点ではこのルートを通じた支援が最も有効な選択肢だ。6か月の延長は歓迎するが、必要な支援を行うには少なくとも1年は延長すべきだ」と述べました。

これに対して、アサド政権の後ろ盾となっているロシアのネベンジャ国連大使は今回の決議には賛成したものの、人道支援はこのルートではなくアサド政権を通じて行われるべきだと改めて主張し、今後も関係各国の駆け引きが続くとみられます。

「支援ルート」の設置期限の延長が決まったことについて、国連の支援物資を頼りに生活しているシリアの国内避難民の家族は安どの表情を示す一方、継続した支援が行われるか見通せないとして複雑な胸の内を明かしました。

シリア北西部のイドリブで息子や孫ら8人で暮らすムスタファ・シャアバンさん(50)は、8年前に北部でアサド政権を支援するロシア軍の空爆を受け、当時17歳の長男が死亡し、次男も右足を失いました。また、シャアバンさん自身も頭の骨を折る大けがを負いました。

シャアバンさんは、家族で暖房用のまきを売る仕事をしていますが、1日の収入は日本円にして100円余りにとどまり、自宅では暖房を使う経済的な余裕はなく、明け方には氷点下になるイドリブで、子どもたちと1枚の毛布を分け合って寒さをしのいでいました。

シャアバンさんは家族の食費や持病の治療費がまかなえず、国連からの食料や医薬品の支援に頼って生活しています。

シャアバンさんは「この先6か月の生活の見通しが立ち、少しは安心したが、半年後には、私たちが食べていけるかどうかは、再びロシアに左右されるという懸念を抱えながら暮らすことになる」と話していました。

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