事件記録廃棄で遺族「適切に保存する仕組みを」最高裁で意見 #nhk_news https://t.co/MG9EaJfQBQ
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年2月14日
少年事件などの記録が各地の裁判所で廃棄されていた問題で、14日、神戸の児童連続殺傷事件の遺族が最高裁判所の有識者委員会に出席し、「廃棄に至った経緯をきちんと解明し、記録を適切に保存する仕組みを作ってほしい」と意見を述べました。
1997年に起きた神戸児童連続殺傷事件は社会に大きな衝撃を与え、少年法が改正されるきっかけにもなりましたが、神戸家庭裁判所は事件の記録をすべて廃棄していました。
最高裁判所は、この事件を含むおよそ100件の少年事件や民事裁判について、記録が廃棄されるなどした経緯を調べていて、14日開かれた有識者委員会に、神戸の事件で亡くなった土師淳くんの父親 守さんを招き、直接意見を聞きました。
終了後、記者会見した土師さんによりますと、事件当時、遺族が少年審判に立ち会えなかったことを踏まえ「法律が改正され記録を見られるようになれば、事件の真相に近づけるのではと淡い希望を持っていたのに、それさえ奪われた。ずさんな管理体制に心から憤りを感じている」と心情を伝えたということです。
また、廃棄の経緯を詳細に調査したうえで結果を遺族に報告し公表することや、記録のデジタル化などを早急に検討するよう求めたということです。
最高裁の担当者からは「廃棄は適切でなかった」と謝罪があった一方、裁判所職員などへの聞き取り調査の結果については4月に報告するとして、14日は説明がなかったと明かしました。
土師さんは「被害者遺族の思いをくんで事件記録を適切に保存する仕組みを作り、閲覧の方法や範囲の拡大についても考えてほしい」と話していました。
d1021.hatenadiary.jp
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#法律（裁判記録廃棄）
