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G20の外相会合は1日夜、インドの首都ニューデリーで夕食会が開かれ開幕し、2日に行われる全体討議では、ウクライナ情勢が主要な議題となる見込みです。

1日は、ロシアのラブロフ外相がニューデリーで開催されたイベントに出席し「ロシアとインドは、主権国家に対する不当で一方的な制裁や脅迫、そのほかの圧力など新植民地主義的な行動に一貫して反対している」と主張し、欧米側の制裁を非難しました。

一方、アメリカのブリンケン国務長官は、1日までカザフスタンなど中央アジアを訪問し、政治的にも経済的にもつながりが深いロシアと中央アジアの国々の関係にくさびを打ち、ロシアへの制裁の効果を高める狙いとみられます。

会合にはこのほか、中国の秦剛外相が出席する予定ですが、アメリカは中国に対してロシアに軍事支援を行わないようけん制していて、ブリンケン長官はいまのところ、秦外相との会談の予定はないとしています。

ロシアによる軍事侵攻が始まってから1年がたちましたが、欧米とロシアの立場の隔たりは依然大きく、世界的なエネルギーや食料価格の高騰への対応などについて一致点を見い出せるかは不透明な情勢です。

G20=主要20か国の外相会合に出席するため、インドを訪れているロシアのラブロフ外相は、1日、首都ニューデリーで開催されたイベントに出席し「真の多国間主義を強化しようとするインドの友人たちをわれわれは支持する」と述べ、議長国のインドをたたえました。

そのうえで「ロシアとインドは、主権国家に対する不当で一方的な制裁や脅迫、そのほかの圧力など新植民地主義的な行動に一貫して反対している」と主張し、欧米側の制裁を非難しました。

ロシアとしては欧米との対立がいっそう深まる中、ことしのG20の議長国であり「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国の代表格のインドとの連携を強化して欧米側に対抗したい考えで、一連の会合でのラブロフ外相の動向も注目されています。

#露印(新植民地主義的な行動に一貫して反対)

ウクライナのクレバ外相は1日、ツイッターに「3月1日、プーチンは新たな大敗を喫した。寒さや暗闇、ミサイル攻撃にも関わらず、ウクライナは耐えて冬の恐怖を打ち破った。ウクライナを支持してくれたパートナーに感謝する」などと投稿し、冬の間、ロシア軍が各地で行った電力施設に対する攻撃に耐え抜いたことを強調するとともに、各国の支援に謝意を示しました。

またレズニコフ国防相も「ロシアは、われわれを凍らせ、暗闇に放り込もうとしたが、われわれは生き残った。きょうが春の始まりだ。ウクライナは勝つ」などと投稿し、反転攻勢を強める姿勢を打ち出しました。

ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長は、先月26日に掲載されたインタビューで、ウクライナ軍がこの春、大規模な反転攻勢に乗り出す計画があると述べました。

その上で「われわれの軍事的な戦略目標のひとつは南部戦線、つまりクリミアとロシア本土の間に、くさびを打ち込むことだ」と述べ、9年前の3月、ロシアに一方的に併合されたクリミアと、ロシア本土を分断する目標を明らかにしています。

一方、ロシア国防省の報道官は1日ウクライナがクリミアの施設に無人機で大規模な攻撃を仕掛けてきたが、これを阻止した」と主張しました。

ロシア国防省は、前日の28日にもウクライナに近いロシア南部のクラスノダール地方などでウクライナ無人機による攻撃を阻止したと発表し、警戒を強めている可能性もあります。

ロシア軍は、ウクライナ東部のドンバス地域の掌握をねらい、攻撃を強めていますが、ウクライナ側はクリミアを含む領土の奪還に向けて、今月以降、大規模な反転攻勢を目指す構えです。

#ウクライナ戦況(南部クリミア)

ロシア軍は、ウクライナ東部のドンバス地域の掌握をねらい、攻撃を強めています。

これに対し、ウクライナ側は国防省情報総局のスキビツキー副局長が2月26日に掲載されたインタビューで、この春、大規模な反転攻勢に乗り出す計画があることを明らかにしたうえで、「われわれの軍事的な戦略目標の一つは、クリミアとロシア本土の間にくさびを打ち込むことだ」と述べました。

こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は1日に動画を公開し、「冬は終わった。非常に困難だったが、ウクライナにエネルギーを供給することができた」と述べ、冬の侵攻を耐え抜いたと強調しました。

そのうえで、「次の季節に向けてエネルギーシステムの準備も始めている」として、戦闘の長期化も見据えて、エネルギーなどインフラの確保に力を入れていく考えを示しました。

#ウクライナインフラ攻撃

ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、厳しい冬を越して3月を迎えたが、エネルギー供給システムは引き続きロシアによる攻撃の脅威にさらされていると述べた。

エネルギー問題に関する会議後にビデオ演説で「冬は終わった。非常に厳しい冬となり、誇張ではなく全ての国民が困難を感じた」と指摘。

「われわれは国民にエネルギーと暖房を何とか提供できた。エネルギーシステムへの脅威は継続しており、今後も機能するよう取り組みが続けられている」と語った。

#ウクライナインフラ攻撃

ドイツのショルツ首相は1日、防衛産業において十分な交換部品と修理能力を確保しつつ、弾薬の生産を強化すると述べた。

ラトビアのカリンシュ首相との会談後、「われわれは必要な限りウクライナを支援するとこれまで述べてきており、これは今後も継続的な課題だ」と述べた。

#ウクライナ戦力(EU・ドイツ・弾薬)

米政府は、ウクライナでの戦争で中国がロシアに軍事支援を行った場合、新たな対中制裁を科す可能性について同盟国に打診している。米政府高官や複数の情報筋が明らかにした。

協議はなお予備的な段階で、主要7カ国(G7)を中心に多数の国からの支持を取り付けることが狙いという。

米政府が具体的にどのような制裁措置を提案するかは明らかになっていない。

ホワイトハウスと米財務省はコメントを控えている。

#ウクライナ軍事支援(中国)
#ウクライナ経済制裁アメリカ・中国 )

ウクライナ参謀本部は1日、激しい戦闘が続いているウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトの状況について、ロシア軍が進撃を続けていると明らかにした。一方、ゼレンスキー大統領は、前線地域一帯がコントロール下にあるとの認識を示した。

ウクライナ侵攻に部隊を派遣しているロシアの民間軍事会社、ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏は、ロシア軍によるバフムトを包囲する試みにウクライナ軍が激しく抵抗していると述べた。

広報担当者が公表したメッセージで「ウクライナ軍はアルチェモフスク(バフムトのロシア名)に予備兵を追加動員し、死守する構えだ」と指摘。「日を追うごとに戦闘の血なまぐささが増している」とした。

ウクライナ参謀本部は「ロシア軍は前進を続けており、バフムトへの攻撃が続いている」とフェイスブックに投稿した。

ゼレンスキー氏はビデオ演説で「われわれは前線の全部分をコントロール下に置いている」と述べ、ロシア軍が前線の都市を砲撃し「計画的なテロ」を展開していると批判した。

一方、ロシア国防省は、2014年に一方的に併合したクリミア半島へのウクライナ軍による大規模ドローン攻撃を撃退したと発表。ロシアの通信社が伝えた。攻撃による死傷者はいないとした。

#ウクライナ戦況(東部ドネツク州バフムト)

ロシア通信(RIA)は2日、同国政府が米国による攻撃の可能性を防ぐため核兵器を使った新たな軍事戦略を策定していると、国防省機関誌「Voennaya Mysl」の記事を引用して報じた。

RIAによると、記事では米国が世界に対する支配力を失う可能性を危惧してロシアを無力化するための攻撃計画を用意した「もよう」だと結論付けた。

これに対しロシアの専門家は「ロシア軍の戦略的利用の有望な形態、すなわち戦略的抑止力の運用を積極的に考案」しており、この戦略は「最新の軍事技術を考慮し、現代の戦略的攻撃・防衛兵器、核・非核兵器の使用を前提とする」という。

記事はさらに、ロシアは米国に対し、ロシアの核ミサイルシステムを損なうことはできず、報復攻撃を回避することもできないと示す必要があるとした。

#核戦争(ロシア)

#ウクライナ軍事支援(アメリカ・エイブラムス)

ロシア軍は、ウクライナ東部ドネツク州で、ウクライナ側の拠点バフムトを包囲しようと攻撃を強めていて、ウクライナのマリャル国防次官は先月28日、バフムトの防衛のために追加の部隊を派遣すると明らかにしました。

一方、ドネツク州の激戦地の1つブフレダルについて、アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは、1日ウクライナ軍の話として、ロシア軍が過去3週間の戦闘で少なくとも130両の戦車や装甲車を失ったとみられると伝えました。

戦況を分析しているイギリス国防省も、ブフレダルでロシア軍の精鋭部隊に所属する多くの装甲車が破壊されたのを衛星写真で確認したとしていて、ロシア軍の部隊に多くの損失が出ている可能性があります。

こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は1日「冬は終わった。非常に困難だったがウクライナにエネルギーを供給することができた」と述べ、冬の間、ロシア軍の侵攻に耐え抜いたと強調し、ウクライナ軍は今後、大規模な反転攻勢に乗り出す構えを示しています。

イギリス国防省は、今後気温が上昇して雪どけが進めば土壌がぬかるみ、部隊の移動が制限されるようになり、特にバフムトの攻防戦では装甲車の移動が妨げられると分析していて、春になって東部の地上戦がこう着する可能性を指摘しています。

#ウクライナ戦況(東部ドネツク州バフムト)
#ウクライナ戦況(東部ドネツク州ウグレダール)

インドの首都ニューデリーで2日間にわたって開かれていたG20の外相会合は2日に全体討議が行われ、アメリカのブリンケン国務長官やロシアのラブロフ外相、それに中国の秦剛外相などが対面で出席しました。

2日は、ウクライナ情勢を主要な議題に世界的なエネルギーや食料価格の高騰などへの対応について、各国が意見を交わしたあと閉幕しました。

閉幕後、会見したインドのジャイシャンカル外相は「各国の立場が異なる中、最大限努力したが、隔たりを埋めることはできなかった」と述べ、共同声明の採択を見送ったことを明らかにしました。

今回の会合では、G20として一致した対応を打ち出すことができるかどうかが焦点となっていましたが、ウクライナ情勢を巡る各国の対立が一段と鮮明になりました。

ロシア国営メディアによりますと、ロシアのラブロフ外相はG20=主要20か国の外相会合の全体討議で「違法な制裁や世界貿易の自由への侵害などの試みをとめる必要がある」と主張して、ウクライナへの軍事侵攻をめぐってロシアに科された欧米側の制裁を非難しました。

また去年、ウクライナ産の農産物の輸出をめぐって、国連とトルコの仲介で実現したロシアとウクライナによる合意についてウクライナ穀物の大部分は、貧しい国ではなく、低い価格でヨーロッパに運ばれている」などと主張し、合意の履行が不十分だとして欧米側を非難しました。

この合意は今月18日に期限を迎えますが、ラブロフ外相は1日も、トルコのチャウシュオール外相との会談で合意の延長について「ロシア側の生産者の利益が考慮される場合にかぎり、可能になる」と主張していました。

ロシア側は、合意の延長に同意しない可能性も示唆していて欧米側やウクライナ側をけん制するねらいもあるとみられます。

G20=主要20か国の外相会合に、就任以来初めて参加した中国の秦剛外相は2日の全体討議で、ウクライナ情勢をめぐって対話と停戦を呼びかける中国の立場を改めて主張しました。

中国外務省によりますと、秦外相は、中国が2月24日に発表した「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」と題した文書に触れたうえで、「中国は一貫して平和の側に立ち、和平交渉を促す」と述べ、建設的な役割を果たしたいと強調したということです。

また、対立するアメリカを念頭に「国際的な問題は話し合いで決めるべきで、強権的な政治、ましてや陣営どうしの対抗をすべきではない」と述べけん制しました。そのうえで「一国主義や保護主義、経済的なつながりを切り離す『デカップリング』に反対する」と述べ、サプライチェーンを安定させ、多国間主義を強化し、世界の発展を促進すべきだと訴えました。

G20=主要20か国の外相会合の会場では2日、全体討議の合間に各国による2国間の会談も行われました。

このうち、アメリカのブリンケン国務長官は、議長国のインドやブラジル、それにオランダの外相と相次いで会談しました。

またロシアのラブロフ外相は、2月28日にニューデリーに入り、3月1日、インドとトルコの外相とそれぞれ会談したのに続いて、2日は、中国の秦剛外相と会談しました。

一方、中国の秦外相は、インドとドイツの外相と個別に会談をこなすなど、参加各国は2国間の会談を通じて、活発な外交を繰り広げました。

ただ、これまでのところ、アメリカのブリンケン国務長官がロシアや中国と会談したとの情報はなく、ウクライナ情勢をめぐる対立の根深さを印象づけています。

ロシアのラブロフ外相中国の秦剛外相が2日、G20=主要20か国の外相会合が開かれているインドの首都ニューデリーで会談しました。

ロシア外務省の発表によりますと、会談の冒頭、ラブロフ外相は、秦外相の就任を祝福したうえで「両首脳が合意した経済、文化を含むあらゆる分野において、継続して着実に連携が進んでいる」と述べ、両国の連携強化を強調しました。

そのうえで「われわれには、2国間交流の発展のための幅広い計画だけでなく、国際情勢の安定における両国の役割を考えれば、外交上の検討課題がある」と述べたということです。

また秦外相は、先月、中国で外交を統括する王毅政治局委員が、ロシアを訪問したことをあげ「両国関係は安定して健全な形で発展し続けていて、大国どうしの2国間関係の好例となっている」と述べたということです。

会談でウクライナ情勢をめぐって、どんなやりとりがあったのか詳しい内容は明らかになっていませんが、秦外相は、対話と停戦を呼びかける中国の立場などを説明したとみられます。

G20=主要20か国の外相会合に参加しているオーストラリアのウォン外相は2日、中国の秦剛外相と会談しました。

会談の冒頭、ウォン外相は秦外相の就任を祝福したうえで「私たちは互いの違いを適切に認識することができれば、それぞれの国益を守りながら関係を発展させることができる」と述べました。

会談後、メディアの取材に応じたウォン外相は「貿易の障害となっているものを取り除くことが両国の利益となるということを伝えた」と述べ、中国がオーストラリアからの輸入品に関税を上乗せしている措置の撤廃に向け、対話を続けていく姿勢を改めて強調しました。

オーストラリア政府は、貿易問題などをめぐって冷え込んだ中国との関係の改善に取り組む姿勢を示していて、秦外相の就任後、初めてとなる外相会談を行うことで、対話を重視する姿勢を示すねらいがあるものとみられます。

アメリ国務省の高官はG20=主要20か国の外相会合が行われていたインドの首都ニューデリーでブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相が短時間、意見を交わしたと記者団に明らかにしました。

詳しい内容は明らかになっていませんが、およそ10分間のやりとりの中で、ブリンケン長官はウクライナへの支援を継続するアメリカの立場を強調したということです。

一方、ロシア外務省の報道官はロシア国営メディアに対し「ブリンケン国務長官がラブロフ外相にG20のセッションの移動中に接触を求めた」と述べたうえで交渉などはなかったとしています。

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#中露(外相会談)
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#米露(外相接触

ブリンケン米国務長官とロシアのラブロフ外相が2日、インドの首都ニューデリーで開催されている20カ国・地域(G20)外相会合の合間に10分ほど会談したと、米政府高官が明らかにした。両氏の対面での会談はロシアのウクライナ侵攻後初めて。

高官によると、ブリンケン長官は、ロシアが侵攻を続けるウクライナの自衛のために必要な限り支援する用意があると伝えたほか、新戦略兵器削減条約(新START)の履行を停止する決定を撤回するよう要請した

ロシア通信がロシア外務省の情報として報じたところによると、ラブロフ外相とブリンケン長官は「移動中」に言葉を交わした。交渉や会議ではなかったという。

ブリンケン長官はG20会合で「国際平和と経済の安定のために、ロシアに対し侵攻停止とウクライナからの撤退を要求し続ける必要がある」とし、「残念ながら、今回の会合はロシアのウクライナに対する不当な戦争によって、再び損なわれた」と述べた。

ロシア側の声明によると、ラブロフ外相は世界の政治と経済危機は欧米諸国の責任と強調。「西側諸国の代表団の多くはG20の議題に関する作業を茶番に変え、経済における失敗の責任をロシアに転嫁しようとしている」と非難した。

#米露(外相接触

ロシアの通信社は2日、ウクライナと国境を接するブリャンスク州でウクライナの破壊工作グループが商店で人質を取り、ロシア軍と交戦していると報じた。

国営タス通信は治安当局者の話として「ウクライナの破壊工作グループが二つの村に潜入し、そのうちの一つで地元住民を人質に取った。ロシア国家親衛隊の兵士と交戦した」と伝えた。

ロシア通信(RIA)は地元当局者の話として、ウクライナの国境から1キロメートル足らずの村Lubechanyeの商店で数人が人質に取られたと報じた。

これに先立ちブリャンスク州のボゴマズ知事はメッセージアプリ「テレグラム」に、ウクライナの破壊工作・偵察グループがLubechanyeに侵入し、自動車に発砲した結果住民1人が死亡したと投稿した。

またウクライナ軍が無人機による攻撃を行い、国境付近の別の地域を砲撃したと指摘した。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、「ウクライナのテロリスト」撃退へ対応しているとし、プーチン大統領は、治安当局やショイグ国防相から状況について報告を受けていると述べた。

#ウクライナ戦況(ウクライナ・ロシア領内・破壊工作隊)

ウクライナと国境を接しているロシア西部のブリャンスク州の知事は2日、SNSで「州内の国境近くの村でウクライナ側の工作員が侵入して発砲し、住民1人が死亡し、10歳の子どもがけがをした」と主張しました。

また、ロシアの複数の国営メディアは、州内の別の国境近くの村でもウクライナ側の工作員が住民を人質にとって立てこもっているなどと伝え、ロシアの治安機関FSB=連邦保安庁が対応に乗り出したと報じています。

これについてロシア大統領府のペスコフ報道官は2日、「テロリストがこの地域を攻撃し、それを排除するための対応が行われている」と主張しました。

そのうえで、国防省FSBプーチン大統領に状況を報告しているとして、プーチン大統領はこの対応にあたるため、2日に予定されていた地方視察を中止したとしています。

これに対し、ウクライナのポドリャク大統領府顧問はツイッターに「工作員が侵入したとするロシアの主張は、典型的な挑発行為だ」などと書き込み、ウクライナ側の関与を否定しています。

ウクライナと国境を接するロシアの州では、これまでもたびたび、石油施設などで爆発が起き、ロシア側は、ウクライナ軍が越境攻撃を行っていると非難しています。

ロシアのプーチン大統領は2月28日、FSBに対して、ウクライナや欧米側によるロシアへのスパイ行為や破壊工作が増えていると主張し、対策の強化を指示していました。

ロシア西部の州でウクライナ側の工作員が侵入し発砲で死者が出ているなどとロシア側が主張していることについて、プーチン大統領は2日、オンラインで行った会議で、「きょう新たなテロ行為があり彼らはロシア領土に侵入し市民に発砲した」と述べ、ウクライナ側によるものだとして激しく非難しました。

一方、ウクライナのポドリャク大統領府顧問はツイッターに「工作員が侵入したとするロシアの主張は、典型的な挑発行為だ」などと書き込みウクライナ側の関与を否定しています。

#ウクライナ戦況(ウクライナ・ロシア領内・破壊工作隊)

ドイツのショルツ首相は2日、中国に対し、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの武器供与を断念し、代わりに軍撤退の圧力をかけるよう呼びかけた。

連邦議会での演説で、中国政府による核軍縮に向けた努力を評価する一方、ロシアによる侵攻への非難を控えていることは遺憾と述べた。

「中国政府へのメッセージは明確だ。自らの影響力を使ってロシアに軍の撤退を促し、侵略者であるロシアにいかなる武器も渡してはならない」と述べた。

ロシアのウクライナ侵攻を巡っては、中国やインドがロシアを非難しないなど、国際的な対応が世界の分断を浮き彫りにしている。

複数の情報筋は今週ロイターに、中国がロシアに軍事支援を行った場合、米国が親しい同盟国に新たな対中制裁の可能性を打診していると語っている。

こうした動きはまだ予備的な段階だが、主要7カ国(G7)を中心とした支持の調整が考えられている。

#ウクライナ和平交渉(中国・ショルツ独首相)

#NATOexpansion

#反ロシア#対中露戦

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