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総務省によりますと、2月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として、去年2月の100.5から103.6に上昇し、上昇率は3.1%となりました。

1月の上昇率の4.2%と比べると、1.1ポイント低くなっていて、上昇率が鈍化したのは去年1月以来1年1か月ぶりです。

これは政府による負担軽減策で、エネルギー価格の上昇が抑えられたことが主な要因で、
▽「電気代」はマイナス5.5%と1年7か月ぶりにマイナスに転じたほか、
▽「都市ガス代」は16.6%の上昇となりましたが、上昇幅は1月と比べると半分程度に縮小しています。

総務省は負担軽減策で上昇率は1.05ポイント押し下げられたと試算し、これがなければ上昇率は1月と同じ水準の4.2%程度になったとしています。

一方、食料品の相次ぐ値上げで
▽「生鮮食品を除く食料」は7.8%上昇していて、上昇率は1976年7月以来46年7か月ぶりの高い水準が続いています。

具体的には、
▽「食用油」は27.6%、
▽外食の「ハンバーガー」は24.6%、
▽「卵」は19.9%上昇しています。

このほか、
▽「電気冷蔵庫」は26.1%、
▽「ベッド」が11.1%上がっていて
新生活に必要な家電や家具などの価格も上昇しています。

総務省は「エネルギー価格については負担軽減策による押し下げ効果は当面続くが、食料品は3月と4月に多くの商品で値上げが予定されていて、食料の上昇幅は高い水準が見込まれる」と話しています。

#経済統計(日本・消費者物価指数