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英国のラーブ副首相兼司法相が21日、辞任した。スタッフへのいじめ問題が浮上し、独立調査が実施される事態となっていた。

問題ある言動などが原因の閣僚辞任はこの半年で3人目でスナク政権には打撃となる。

ラーブ氏に対しては複数の部署でいじめ行為があったとの申し立てがあり、昨年11月にラーブ氏が調査を要請していた。

調査報告書は20日までにスナク首相に提出されたが、内容はまだ公表されていない。ラーブ氏は、調査は同氏が罵倒または身体的ないじめをした事実はないと結論付けたとしている。

同氏はスナク首相に提出した辞表で、いじめと見なす基準を低くしすぎた結果「良い政府の行動について危険な前例をつくった」とし「政府、ひいては英国民のために変革を推進する人々を委縮させるという影響をもたらすことになる」と指摘した。

イギリスのラーブ副首相兼司法相が、複数の職員に対して威圧的な言動があったなどとする調査結果を受けて辞任しました。支持率が低迷するスナク政権にとって痛手となりそうです。

ラーブ氏は、ジョンソン政権で外相などを務め、当時のジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染して入院した際には、職務代行者となった有力な政治家で、スナク政権では副首相兼司法相を務めていました。

しかし、ラーブ氏から、いわゆるパワーハラスメントを受けたなどとする申し立てが複数の省庁の職員から相次いだため、独立調査が行われ、20日、調査報告書が発表されました。

報告書は、ラーブ氏が職員に威圧的な態度で接したり、仕事内容について「全く役に立たない」とか、「悲惨だ」などと批判したりしていたと指摘し、これを受け、ラーブ氏は21日、スナク首相に辞任を申し出て、受理されました。

ツイッターに投稿した首相宛の辞表でラーブ氏は「職員たちにストレスや不愉快な気持ちを意図せず与えてしまい、申し訳なく思っている」と謝罪する一方、調査についてパワハラの基準を極めて低く設定していると批判し、「閣僚に対する偽りの苦情を助長する危険な前例になった」としています。

スナク首相は、後任の副首相にみずからと関係が近いダウデン内閣府相を任命しましたが、去年10月の政権発足後、辞任した閣僚は3人目となり、支持率が低迷するスナク政権にとって痛手となりそうです。

#スナク内閣(ラーブ副首相兼司法相・辞任)

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