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甲子園の高校野球で優勝と準優勝を合わせて4回果たした岐阜 大垣日大高校の79歳、阪口慶三監督が退任することになりました。

阪口監督は名古屋市出身。

愛知 東邦高校では「鬼の阪口」と呼ばれる厳しい指導で選手を鍛え上げて春夏、合わせて24回甲子園に出場しました。

そして、1989年の春のセンバツ大会で優勝したほか、春と夏で準優勝を1回ずつ果たしました。

東邦高校を定年退職したあとの2005年に大垣日大高校に移り、初出場した2007年の春のセンバツ大会で、いきなりチームを準優勝に導きました。

大垣日大高校でも、春夏合わせて11回甲子園に出場しましたが、それまでの厳しい指導から一転、褒めて育てる方針に転換したことで、こんどは「仏の阪口」と呼ばれました。

阪口監督は、ことし8月の夏の全国高校野球に出場して1勝を挙げ、歴代7位に並ぶ通算40勝を達成したほか、79歳3か月での甲子園出場と勝利が歴代最高齢記録となっています。

高校などによりますと、阪口監督は今シーズンかぎりで退任するということで、10月2日に高校で会見を開き、退任を決めた理由を説明するということです。

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