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53歳のウォレス氏は陸軍の出身で、2005年に国会議員に初当選したあと、2019年、当時のジョンソン首相から国防相に任命され、3人の首相のもとで4年余りにわたって国防相を務めてきました。

去年2月以降は、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの戦車や射程の長い巡航ミサイルの供与に各国の中で初めて踏み切ったほか、イギリス国内でウクライナ兵の訓練を行うなどの軍事支援を主導してきました。

また、国際情勢が今後さらに不安定になるとして、国防費を増やす必要性を訴え続け、政権内からはNATO北大西洋条約機構の次の事務総長に推す声も上がっていました。

スナク首相に宛てた辞表でウォレス氏は「私は国のためにみずからをささげてきた。しかしそれは、家族との時間を犠牲にすることで成り立っていた」とし、激務で家族との時間が十分とれなかったことが辞任の理由だとしました。

ウォレス氏の後任の国防相にはエネルギー安全保障相だったシャップス氏が任命され、ウクライナへの全面的な支援を続ける方針を表明しました。

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#イギリス(ウォレス国防相・辞任・シャップス前エネルギー相・任命)

新型コロナウイルスに感染後、疲労や「ブレイン・フォグ」(脳の霧、頭に霧がかかったようにぼんやりとしてしまう症状)などの症状が長引く、いわゆる「Long Covid(罹患後症状、後遺症)」について、脳や肺の血栓が原因となっている可能性があることが、イギリスの最新研究で明らかになった。

英オックスフォード大学とレスター大学の研究チームによる調査結果は、8月31日付で医学誌「Nature Medicine」に掲載された。COVID-19で入院した1837人を調べた結果、血中のたんぱく質2種類が指標となり、血栓が長期的な後遺症の一因になっていることがわかったという。

そうした血栓が脳や肺にできた患者の16%で、少なくとも6カ月にわたり、思考力や集中力、記憶力に問題が出ていることがわかった。

論文によると、血中でたんぱく質の「フィブリノゲン」とたんぱく質断片「Dダイマー」の濃度が高くなることが、後遺症に関係しているという。

著者の1人、マクシム・タケット博士(オックスフォード大)は、「フィブリノゲンとDダイマーは、どちらも血栓に関わる物質。COVID-19後の認知機能の問題について、血栓が原因だという仮説を、今回の結果は支えている」と説明した。

フィブリノゲンは、脳や脳の血管に直接作用しているかもしれない。一方のDダイマーは、肺に血栓ができていると示すことが多く、脳の問題は酸素欠乏によって引き起こされている可能性がある」

Dダイマーの血中濃度が高かった患者は、極度の疲労感と息切れを訴えた。また、仕事を続けることが難しい傾向があったという。アメリカで行われた研究でも、同様の結果が出ているという。

今回の著者の1人、ポール・ハリソン教授(オックスフォード大、精神医学)は、予測因子と、正解かもしれない仕組みを特定したことは、新型コロナウイルス感染後の「ブレイン・フォグ」を理解する「重要な一歩」だと述べた。

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ただし、研究チームは以下のことを強調している。

今回の研究結果の対象は、入院に至った患者のみ

この結果は「ジグソーパズルの最初のピース」に過ぎず、どのような治療法を提案・検証するにも、さらなる研究が必要となる

この研究では認知の問題について6~12カ月しか追跡できず、追跡方法もテストとアンケートに限られていたため、「細かやさに欠ける」可能性がある

今回の研究が指摘する以外の要素が、長引く後遺症の原因となっている可能性もある。

レスター大学のクリス・ブライトリング教授(呼吸器医療)は、「感染前の健康状態、有害事象そのもの、そして予後の組み合わせが、心身の健康に影響を及ぼす」と述べた。

COVID-19の後遺症は、軽症の場合にも発症することがある。

「無理をすると、くたびれ果ててしまう」

サイモン・レトフォード博士は、2020年秋に新型コロナウイルスに感染した後、深刻な後遺症に悩まされている

セントラル・ランカシャー大学の講師、サイモン・レトフォード博士は2020年10月、新型ウイルスに感染し、2週間昏睡状態にあった。家族は最悪の事態を覚悟するよう言われていたという。

イングランド北部ランカシャー在住のレトフォード博士は現在、以前の60~70%の状態まで回復した。それでも集中しにくかったり、短期記憶をなくしたり、思考の脈絡が途切れてしまったりすることがあるという。

「昨年5月にひとつの講義のリーダーを任せられたが、自分はまるで、動作がとても遅くて仕事がはかどらないコンピューターのようだった」と、レトフォードさんは話す。

レトフォード博士はかつて長年にわたり警察の刑事として働いていたが、今ではそれは難しいだろうと言う。

「無理をすると、くたびれ果ててしまう」

自分は完全に回復しないかもしれないが、前向きでいると決めたのだと、レトフォード博士は言う。

「大勢が亡くなってしまったが、私はまだここにいるので」

#コロナ(後遺症・脳や肺の血栓が原因の可能性)

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