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米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した9月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が0.4%上昇した。全米自動車労組(UAW)のストライキにより自動車生産台数が抑制されたものの、市場予想を上回った。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.1%上昇だった。

8月分は0.1%上昇から0.1%低下に下方修正された。

9月の前年同月比は0.8%低下。第3・四半期では横ばいだった。

シティグループエコノミスト、ベロニカ・クラーク氏は「消費者や企業からの財需要の高まりは経済の耐性を示しているが、需要の回復とともに価格圧力も高まる可能性が高い」と述べた。

耐久消費財製造業生産は前年比2.3%上昇だったが、非耐久消費財製造業の2.4%低下に相殺された。

自動車・同部品の生産は0.3%上昇。8月は4.1%低下だった。

木材、一次金属、プラスチック、ゴム製品の生産が堅調に増加した。一方、アパレル、皮革、印刷関連は振るわなかった。

鉱業生産は0.4%上昇した。8月は0.2%上昇だった。公益事業は0.3%低下。8月は0.7%上昇だった。

鉱工業生産全体は0.3%上昇。8月は横ばいだった。第3・四半期の鉱工業生産は2.5%上昇した。第2・四半期は0.7%上昇だった。

産業部門全体の設備稼働率は79.7%と、0.2%ポイント上昇した。1972年から2022年の平均と同水準だった。

製造業の設備稼働率は77.8%に上昇。8月は77.7%だった。長期平均を0.4%ポイント下回った。

#経済統計(アメリカ・鉱工業生産指数・9月製造業・0.4%上昇・自動車抑制も予想上回る)

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#経済統計(アメリカ・鉱工業生産指数

米商務省が17日発表した9月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.7%増えた。増加率はロイターがまとめた市場予想の0.3%を上回った。自動車購入やレストラン・バーでの消費が増えたことが押し上げ要因となった。

8月分は当初発表の0.6%増から0.8%増へ上方改定された。

FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「消費が一服していないのは確実で、経済は高金利長期化という新常態に慣れつつあるようだ」と指摘。「連邦準備理事会(FRB)当局者らは年内の追加利上げを見込んでおり、経済指標のエコノミストを驚かせるような上振れが続けば、利上げを実施する必要があるだろう」と述べた。

9月の前年同月比は3.8%増だった。

小売売上高は大部分が商品(モノ)で構成され、インフレ調整をしていない。

労働市場の逼迫は引き続き個人消費をけん引しており、9月には33万6000人の雇用が創出された。新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)の間に蓄積された貯蓄は、以前の推定額を上回っている。

自動車の売上高が1.0%増加。8月は0.4%増だった。ガソリン価格の上昇を背景にガソリンスタンドの売上高は0.9%増。自動車とガソリンスタンドを除く小売売上高は0.6%増だった。

オンライン売上高は1.1%増。8月は0.4%増だった。10月は米アマゾン(AMZN.O)の有料会員向けセール「プライムデー」実施などを受けオンライン売上高が増加する可能性がある。

外食は0.9%増。8月は0.4%増だった。エコノミストは外食を家計の重要な指標とみなしている。ヘルスケア・パーソナルケア製品、雑貨店、食料品店の売上も増加した。

一方、家電・電化製品は0.8%減。建設資材・園芸用品が0.2%減だった。家具は変わらずだったが、衣料品は0.8%減少した。

スポーツ用品・趣味・書籍・楽器は変わらずだった。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ジェイ・ホーキンス氏は「現時点では米消費者の支出意欲を過小評価するのは時期尚早だ」と述べた。

自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.6%増。8月分は0.2%増と、当初発表の0.1%増から上方改定された。

コア小売売上高は国内総生産(GDP)統計の個人消費の動向を反映する傾向がある。個人消費は7月に急増したことで、2023年第3・四半期の伸びが加速したと予想されている。サービスへの支出も引き続き堅調で、消費全体を押し上げる見込みだ。

第3・四半期のGDPは年率換算で前期より最大5.1%増えると予想されている。第2・四半期は2.1%伸びていた。

モルガン・スタンレー(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、エレン・ゼントナー氏は「今回の小売売上高は、第3・四半期を通じて個人消費にさらなる勢いがあり、基調的な強さが強まっていることが裏付けられた。こうした状況は第4・四半期にも引き継がれる可能性がある」と述べた。

アメリカの商務省が17日に発表した先月の小売業の売上高は7048億ドル、日本円でおよそ105兆円でした。

8月と比べると0.7%増加して、6か月連続で前の月を上回りました。

0.3%程度の増加を見込んでいた市場の予想も上回りました。

項目別では
▽「ネット通販など」が1.1%、
▽「自動車・自動車部品」が1.0%、
▽「外食」が0.9%それぞれ増加しました。

また、「ガソリンスタンド」の売り上げが0.9%増加しました。

原油価格が高止まりし、金利が高い状況が続く中でも、アメリカ経済をけん引してきた個人消費の堅調さが改めて示された形です。

FRBは今月31日から2日間、金融政策を決める会合を開きますが、市場ではパウエル議長が今週19日に行う講演で、景気の現状や追加の利上げについてどのような発言をするか注目されています。

#経済統計(アメリカ・小売業売上高・6か月連続で前の月上回る)

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#経済統計(アメリカ・小売業売上高)