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ポルトガルのコスタ首相が7日、辞意を表明した。ポルトガルではリチウム採掘や水素関連事業を巡り、コスタ氏率いる社会党による不正疑惑に対する捜査が進められている。

コスタ氏はレベロデソウザ大統領との会合後に辞意を発表し、首相に立候補しない考えを示した。

議会で多数を占める社会党に新政権を樹立させるか、議会を解散して選挙を行うかは大統領の決断にかかっている。コスタ氏は大統領の決定があるまで首相の職にとどまる。

議会は今月末に2024年予算案を採決する予定だった。

検察当局は7日、不正疑惑を巡り5人を拘束したと発表。その中にはコスタ氏の首席補佐官であるヴィトール・エスカリア氏が含まれていた。そのほか、ジョアン・ガランバ・インフラ担当相とポルトガル環境庁(APA)のヌーノ・ラカスタ長官が容疑者として裁判所に出頭する見通しとした。

当局によると、容疑者らはコスタ氏の名前と権限を利用して不正を働いていた。最高裁判所はコスタ氏がこれらの取引に関与した可能性についても調査するとしている。

コスタ氏は司法当局に「全面的に協力する」と述べた。

これを受け、ポルトガルの株価は約3%下落。同国10年国債利回りとユーロ圏の指標であるドイツ国債利回りの差は69ベーシスポイント(bp)に拡大した。6日は65bpだった。

#ポルトガル(コスタ首相・辞意表明・不正疑惑巡る捜査受け)

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