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ウクライナのゼレンスキー大統領は4日に放送されたインタビューで、軍司令官を含む複数の高官の交代を検討していると明らかにした。

ゼレンスキー氏は、ロシアとの戦闘指揮を巡って対立してきたザルジニー軍総司令官を近く解任するとみられている。

ゼレンスキー氏はイタリア国営放送RAIのインタビューでザルジニー氏について聞かれ、「ウクライナを率いるべき人物の問題だ」と指摘。「リセットが必要だ。軍部だけでなく、複数の国家指導者の交代について話している」と語った。

また「勝利したいのであれば、全員が同じ方向に進む必要がある。弱気にならず、正しいポジティブなエネルギーを持たなければならない」と述べた。

ザルジニー氏は昨年11月、西側メディアに対し、ロシアとの戦争が消耗戦という新たな段階に入ったと述べ、ゼレンスキー氏から非難を浴びた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、対ロシアの軍事作戦の指揮をとってきたザルジニー総司令官について解任を検討していることをメディアの取材に対して認めました。解任に伴う戦況などへの影響も慎重に見極め、最終的に判断するとみられます。

ゼレンスキー大統領は4日公開されたイタリアの公共放送「RAI」とのインタビューで、軍のザルジニー総司令官が解任される可能性があると複数のメディアが報じていることを尋ねられ「リセットと、新たな出発が必要だ」と述べ、解任を検討していることを認めました。

そのうえで「軍だけでなく国のリーダーたちの交代について考えている」と述べ、ザルジニー総司令官にとどまらず、複数の政府高官を交代させる可能性を示唆しました。

そして「戦況はこう着している。これは事実だ」と指摘し「勝利を目指すのであれば、全員が同じ方向を向いて進まなければならない。だからこそ、再出発が必要だ」と訴え、解任の具体的な理由については明言を避けながら、ロシアに対する反転攻勢を成功させるために必要だという考えを示しました。

ザルジニー氏は、戦闘の進め方などを巡ってゼレンスキー大統領とたびたび意見が対立してきたと伝えられ、先月下旬から欧米などのメディアが、ザルジニー氏が解任されるという見方を相次いで報じていました。

外交筋によりますと、G7=主要7か国の各国も先月下旬からザルジニー氏の解任の可能性について意見を交わし「大統領と軍のトップが対立していてはロシアを利するだけなので、結束すべきだとウクライナ側に伝えた」という話も出されたということです。

ゼレンスキー大統領は、ザルジニー氏を解任した場合の戦況への影響や国民の反応などを慎重に見極め、最終的に判断するとみられます。

ザルジニー総司令官とは
ザルジニー総司令官は1973年生まれの50歳。

1997年に軍人としてのキャリアをスタートさせたザルジニー氏は、陸軍で要職を歴任したあと、ロシアによる軍事侵攻が始まる前の2021年7月にウクライナ軍のトップ、総司令官に就任しました。

ロシアによる侵攻開始後はたびたび最前線にも赴くなどして軍事作戦の指揮をとり続けてきました。

去年12月にキーウ国際社会学研究所が発表した世論調査では、ザルジニー総司令官を「信頼している」と回答した人が88%にのぼり、ゼレンスキー大統領を「信頼している」と答えた62%を上回りました。

ザルジニー総司令官は、去年11月にはイギリスの経済誌エコノミスト」に「現代の陣地戦とその勝ち方」と題する論考を寄稿しました。

また、今月にはアメリカのCNNテレビに寄稿し、欧米からの軍事支援について各国の不安定な政治情勢が支援の縮小につながっているとしたうえで、今後は無人機など安くて効果的な技術をさらに活用する必要性があると強調するなど、独自の分析を発信していました。

一方で去年6月に始まった反転攻勢が当初の想定より進んでいないと伝えられる中、戦況の認識などを巡ってザルジニー氏とゼレンスキー大統領との間で意見が対立するなど、あつれきも生じていると指摘されていました。

去年12月、ウクライナのメディア「ウクラインスカ・プラウダ」は、大統領の側近の話として、ゼレンスキー大統領が直接、一部の司令官とやりとりしているため軍の指揮系統が乱れ、ザルジニー氏が軍全体を統率できなくなっているとの見方を伝えていました。

そして先月下旬からウクライナや欧米のメディアが、ザルジニー氏が解任されるのではないかという見方を相次いで伝え、このうちアメリカの有力紙、ワシントン・ポストは今月2日、ゼレンスキー大統領が解任を決めたとウクライナ政府が最大の支援国であるアメリカのホワイトハウスに伝えたと報じていました。

ザルジニー総司令官を交代させることになれば、国民から反発が出るほか、軍の統率が一時的に乱れるなど戦況に影響が及ぶ可能性があるという指摘も出ています。

首都キーウではザルジニー氏解任影響を懸念する声
ウクライナ軍のザルジニー総司令官の解任の可能性が伝えられていることについて、首都キーウでは、国民からの人気が高いザルジニー氏が解任された場合の影響を懸念する声が相次ぎました。

このうち50歳の男性は「私は軍事の専門家ではないが、ザルジニー氏は象徴的な存在になっている。もし解任されれば国際的によくない印象を与えることは明らかだ」と話していました。

63歳の男性は「ザルジニー氏の人気はゼレンスキー大統領と同じくらい高い。私はザルジニー氏の解任を望みません」と話していました。

18歳の女性は「幼い子どもでさえ、ザルジニー氏を知っていて人々に希望を与え、心を動かすといった点で非常に大きな役割を果たしています。もし解任されれば強い反発が起きると思います」と話していました。

ゼレンスキー大統領 ザポリージャ州など訪問
ウクライナ軍のザルジニー総司令官の解任の可能性が報じられる中、ゼレンスキー大統領は4日、前線に近い南部ザポリージャ州や東部ドニプロペトロウシク州を相次いで訪問しました。

このうちザポリージャ州では激しい戦闘が続いているロボティネ近くの陣地を訪れたとする映像をウクライナ大統領府が公開しました。

この中でゼレンスキー大統領は兵士を表彰したうえで「皆さんは敵を撃退しこの戦争に勝つという困難で重要な任務にあたっている。迅速に勝利するためあらゆることをしてほしい」と呼びかけました。

ロボティネは去年8月にウクライナ軍が奪還した集落ですが、反転攻勢は、その後、こう着した状態が続いていて、ゼレンスキー大統領としては訪問を通じて前線の兵士の士気を高めたいねらいもあるとみられます。

戒厳令 90日延長 選挙行われない見通し
ウクライナゼレンスキー大統領は5日、戒厳令と総動員令をことし5月まで90日間、延長する法案を議会にあたる最高会議に提出しました。

ウクライナでは、当初の予定ではことしの春が大統領選挙の実施時期ですが、戒厳令が撤回されるなど状況が変わらないかぎり選挙は行われない見通しです。

一部の国からは懸念の声も
外交筋によりますと「ザルジニー総司令官が解任される可能性がある」という情報は、先月中旬ごろからキーウに駐在している各国外交官たちの間でも話題になったということです。

当初、外交官たちは、ザルジニー氏は、ゼレンスキー大統領との関係が悪化しているとしても直ちに解任される状況ではないと判断し、事態を注視することで一致していたということです。

外交筋は、NHKに対して「ゼレンスキー大統領はしゅん巡している」と述べ、国民にも人気のあるザルジニー氏を解任するかどうか慎重に検討を進めている可能性があると明らかにしました。

また、G7各国は先月下旬、ザルジニー氏の解任の可能性に関する情報を巡り意見を交わしたということで一部の国からは懸念する声も聞かれ「大統領と軍のトップが対立していてはロシアを利するだけなので、結束すべきだとウクライナ側に伝えた」という話も出されたということです。

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アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは2日、複数の関係者の話として、ゼレンスキー大統領が軍のザルジニー総司令官を解任することを決めたとウクライナ政府が最大の支援国であるアメリカのホワイトハウスに伝えたと報じました。

ただ、実際に、いつ解任するかは明らかでないとしています。

また、解任を無期限に延期することもありえるとしながらも可能性は低いとしています。

ウクライナ側から伝えられたアメリカ政府の高官は賛成も反対もせず、主権国家の指導者が決めることだという認識を示したということです。

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#反ロシア#対中露戦

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