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アメリカのことし1月のPCE=個人消費支出の物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.4%上昇しました。上昇率はおよそ3年ぶりの低い水準でインフレの鈍化傾向が改めて示された形です。

アメリカ商務省が29日に発表した1月のPCE=個人消費支出の物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.4%上昇しました。

上昇率は前の月より0.2ポイント低下して2021年2月以来、2年11か月ぶりの低い水準となりました。

また価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数は2.8%の上昇で、前の月から0.1ポイント低下しました。

この指数はFRB連邦準備制度理事会がインフレの実態を見極める指標として重視しています。

去年11月以降、連続して3%を下回っており、インフレの鈍化傾向が改めて示された形です。

ただ個人の所得が前の月と比べて1.0%と、大幅に上昇し、市場予想も大きく上回りました。

所得の上昇は個人消費の増加を通じて物価の上昇につながる可能性もあります。

FRBのパウエル議長は来週、議会証言を行う予定となっていて物価の現状や利下げを始める時期など今後の金融政策についてどのように発言するかに関心が集まっています。