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29日のニューヨーク株式市場はアメリカのインフレへの懸念が和らいだことで買い注文が増え、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数がおよそ2年3か月ぶりに史上最高値を更新しました。

29日のニューヨーク株式市場はFRB連邦準備制度理事会が重視するPCE=個人消費支出の物価指数の発表を受けて、インフレへの懸念が和らぎ、買い注文が増えました。

また、AI需要拡大への期待から半導体関連の銘柄も伸びました。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数終値は前日に比べて0.9%上昇し、1万6091.92とおよそ2年3か月ぶりに史上最高値を更新しました。

主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も史上最高値を更新しました。

ダウ平均株価の終値は前日に比べて47ドル37セント高い3万8996ドル39セントと4営業日ぶりに値上がりしました。

市場関係者は「多くの投資家が、アメリカのインフレが再燃することを警戒していたが物価の伸びが想定を上回らなかったことが安心材料となり、買い注文につながった」と話しています。

先月、国内で販売された新車の台数は、認証取得の不正問題の影響で、ダイハツ工業が前の年の同じ月と比べて82%減ったほか、ダイハツから車の供給を受けるトヨタ自動車も34%減少しました。

日本自動車販売協会連合会などのまとめによりますと、先月、国内で販売された新車の台数は34万4800台余りで、前の年の同じ月と比べて19%減りました。

このうち
ダイハツ工業の販売台数は、9800台余りで、国の認証取得の不正問題で車の出荷を停止したことから前の年の同じ月と比べて82%減りました。

内訳では
▽軽自動車は9300台余りと81%減少し
▽軽自動車以外の車は、400台余りと88%減少しました。

また
トヨタ自動車の販売台数は、レクサスブランドを除いて9万6500台余りとなり、ダイハツから車の供給を受けていることに加え、豊田自動織機によるエンジンの認証取得の不正の影響で34%の減少となりました。

内訳では
▽軽自動車は480台余りと80%減少し
▽軽自動車以外の車は9万6000台余りと33%減少しました。

ダイハツは、国による出荷停止の指示が解除された車種から順次、生産を再開していますが、主力の軽乗用車「タント」などは指示が解除されていないことから新車販売への影響は今月も続く見通しです。

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