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米連邦最高裁は19日、テキサス州当局に不法移民の逮捕権限を与えた州法について、即時施行を認める判断を下した。

移民対策はこれまで連邦政府の権限で執行されてきたが、テキサス州では昨年12月、不法越境を州法上の犯罪とする州法が、アボット知事の署名で成立した。州当局による逮捕のほか、州裁判所が送還を命じることも可能になる。

これに対してバイデン政権などが、州に移民を制限する権限はないとする訴訟を起こし、係争中は施行を差し止めるよう最高裁に要求した。最高裁は一時的に施行を差し止めていたが、19日の判断では一転して要求を退け、暫定的ながら施行を容認した。

判断の理由は説明されていないが、リベラル派の判事3人が反対した。

アボット氏は19日、最高裁の判断を「前向きな進展」と評価する一方、連邦高裁での係争は続いていることを指摘した。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は同日の声明で、最高裁の判断に根本的な異議を表明。州法が施行されれば地域社会の安全が損なわれるだけでなく、法執行機関に負担がかかり、国境周辺に混乱の原因をつくることになると主張した。

ジャンピエール氏はさらに、野党・共和党が国境を政治問題化させ、真の解決を妨げていると非難した。

トランプ前米大統領の補佐官を務め、2021年の連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会での証言を拒否して議会侮辱罪の有罪判決を受けたピーター・ナバロ被告が19日、フロリダ州マイアミの刑務所に出頭し、服役を開始した。

元政権当局者が議会侮辱罪で収監されたのは初めて。

ナバロ氏は禁錮4カ月の刑を言い渡されている。刑務所に到着する前にガソリンスタンドで30分間にわたり、「憲法上の権力分立に対する未曾有(みぞう)の攻撃だ」と演説した。

さらに、今回と同じ法的戦術はトランプ氏に対しても使われるだろうと予告し、怒りをあらわにした。トランプ氏も現在、複数の罪で刑事訴追されている。

ナバロ氏は当初、議会の召喚を拒否した理由として、証言を求められた内容についてはトランプ氏が大統領特権を発動していると主張したが、22年6月に議会侮辱罪2件で起訴され、昨年9月に有罪判決を受けた。

出頭日を前に連邦最高裁の介入を求めたものの、ロバーツ長官は18日にこれを退けた。

ナバロ氏は連邦法上の早期釈放制度に基づき、90日間収監される見通し。

収監準備を担当したコンサルタントによると、本人は高齢男性向けのエアコン付き居室を希望した。ここでは80人が二段ベッドで眠り、プライバシーはないが、テレビのニュースを見たり、メールや電話で外部と連絡を取ったりすることはできる。

刑務所の建物は比較的古く、動物園の隣にあるため、毎朝ライオンのほえる声が聞こえるという。

トランプ氏の側近では、バノン元大統領首席戦略官も同様に議会侮辱罪2件で禁錮4カ月を言い渡され、現在上訴している。

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