岸田首相とドイツ首相 経済安保で新たな協議の枠組み設置 合意https://t.co/rPmnQq4pQT #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) July 12, 2024
岸田総理大臣は、訪問先のドイツでショルツ首相と会談し、中国による経済的威圧も念頭に、重要鉱物の供給網の構築など、経済安全保障分野での新たな協議の枠組みを設置することで合意しました。
会談は日本時間の13日午前0時半ごろからおよそ40分間行われ、両首脳は、ウクライナ侵攻を続けるロシアが中国や北朝鮮と関係を強めていることを踏まえ、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分だとの認識を共有しました。
その上で自衛隊とドイツ軍の間で食料や燃料などを相互に提供できるようにするACSA(アクサ)=「物品役務相互提供協定」が12日に発効したことを踏まえ、防衛協力を推進していくことで一致しました。
また中国による輸出入の規制などで貿易相手国に圧力をかける経済的威圧も念頭に、重要鉱物の供給網の構築や半導体技術の開発・生産など、経済安全保障分野での新たな協議の枠組みを設置することで合意しました。
このほか去年から始めた首脳と閣僚による政府間協議について、2回目の会合を来年にもドイツで開く方向で調整を進めることを確認しました。
岸田総理大臣はこれで、NATOの首脳会議に出席するために訪問したアメリカと、ドイツでの一連の日程を終え、13日、帰国の途に就きます。
岸田首相「両国間の連携・協力いっそう強化で一致」
岸田総理大臣は会談の後に行われた共同記者会見で「ロシアによるウクライナ侵略など、国際社会が厳しい挑戦に直面する中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、両国の協力と連携の重要性がますます高まっている。会談ではこうした問題意識のもと、両国間の連携・協力をいっそう強化していくことで一致した」と述べました。
ドイツ ショルツ首相 ACSA発効を歓迎
ドイツのショルツ首相は、岸田総理大臣との共同記者会見で自衛隊とドイツ軍の間で食料や燃料などを相互に提供できるようにするACSA=「物品役務相互提供協定」が12日に発効したことについて「非常に重要なことだ。いままでになく協力の強さを引き上げることになる」と述べ、安全保障分野での関係強化につながるとして歓迎しました。
また、日本のウクライナ支援について「日本は財政面で大きな支援をしていて、感謝と評価に値する。そして、ロシアに対して幅広い制裁を科している。私たちは共にウクライナのそばに立っている」と述べました。
#日独(首脳会談)
日本政府の行動はまるで「臨時雇い人」 隣国との将来関係は念頭にない=ロシア外務省
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) July 12, 2024
🇷🇺ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、日本が次に発動する制裁措置に対し、ロシアは必ずしも同等にはならずとも、ロシアなりの調整した反応を示すとする声明を表した。… https://t.co/scmTdvC00s pic.twitter.com/NJ3KTmB26A
日本政府の行動はまるで「臨時雇い人」 隣国との将来関係は念頭にない=ロシア外務省
🇷🇺ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、日本が次に発動する制裁措置に対し、ロシアは必ずしも同等にはならずとも、ロシアなりの調整した反応を示すとする声明を表した。
💬「日本政府がこうした非友好的な措置を実際に実現する行為を、我々は引き続き注視し、それが国の安全保障と経済にどう影響しうるかを評価していく。こうした否定的行為はいずれにせよ報復無しには済まされない。我々の対抗措置は非常に調整され、必ずしも同等のものとはならない」
ザハロワ氏は、日本政府の行動はまるで「臨時雇い人」かのようで、一番近い隣国との将来関係は考えていないと述べている。
ℹ️日本政府は6月21日、対露制裁逃れに関与したとして、中国など5か国の11個人に対して、資産凍結などの新たな制裁を発動した。この中には中央選挙管理委員会の複数のメンバーも含まれている。
#日露(ザハロワ報道官「日本政府の行動はまるで臨時雇い人かのよう」)
プーチン氏の「騙された」の意味、NATO首脳は考えるべき=鈴木議員
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) July 12, 2024
🗨️日本の #鈴木宗男 参院議員は12日、自身のブログを更新し、米国で開催されたNATO首脳会議が発表した首脳宣言に「中露への批判が入っている」ことにふれ、NATOの東方拡大を巡り見解を綴った。#今日のことば_Sputnik… pic.twitter.com/wLkHIi73pu
プーチン氏の「騙された」の意味、NATO首脳は考えるべき=鈴木議員
🗨️日本の #鈴木宗男 参院議員は12日、自身のブログを更新し、米国で開催されたNATO首脳会議が発表した首脳宣言に「中露への批判が入っている」ことにふれ、NATOの東方拡大を巡り見解を綴った。
#今日のことば_Sputnik💬「そもそも1989年東西冷戦終結後、ソ連のゴルバチョフ書記長(当時)は、NATOが兵力を20%削減すると言うので、NATOと対抗していたワルシャワ条約機構を解体したのである」
また鈴木氏は、1990年に行われたソ米首脳会談で「NATOの東方拡大は統一ドイツまでと言っている」とし、「約束を破ったのは誰か、どちらの方か、歴史の事実により、明らかである」「政治家もメディアもよく考えるべきである」と指摘し、以下のように続けた。
「プーチン大統領が『だまされた』と言った意味をNATOの首脳は考えてほしいものである」
また「歴史は積み重ねである。それは事実に基づいていなくてはならない。約束、基本を抜きにしての一方的な判断は極めて危険であると懸念する次第だ」と綴った。
#外交・安全保障