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イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザの南部と中部を中心に攻撃を継続し、パレスチナ保健当局によると、少なくとも57人が死亡した。

最南部ラファでは家屋への空爆パレスチナ人5人が死亡。近くのハンユニスでは子ども2人を含む家族4人が死亡したほか、その後の車を標的にした空爆で少なくとも17人が死亡し、26人が負傷した。保健省によると、その近くのマワシ地区はパレスチナ市民の退避先として人道地区に指定されており、避難者のテントが設営されている。

イスラエル軍は、イスラム組織ハマスと共闘する武装組織「イスラム聖戦」の幹部を標的にした攻撃だったと説明している。

イスラエル軍はガザ中部ヌセイラトにも砲撃や空爆を行い、医療関係者によると、少なくとも4人が死亡した。ガザ北部でも空爆で4人が死亡したという。

その後、イスラエル軍はヌセイラトで国連が運営する学校施設も攻撃し、23人が死亡、多数が負傷した。施設は住民の避難場所となっていた。死者には地元のジャーナリストも含まれており、ハマスが運営する政府広報室によると、ガザでの戦闘開始後に死亡したジャーナリストの数は160人となった。

イスラエル軍は学校施設への攻撃について、民間人が被害を受けるリスクを減らした上で、施設内で活動する「テロリスト」集団を標的にしたと説明した。

一方、レバノン国営通信NNAは、イスラエル軍によるレバノン南部2カ所への攻撃でシリア人の子どもを含む5人が死亡したと伝えている。

イスラエル軍は16日、徴兵が免除されてきたユダヤ教超正統派の神学生について、来週にも候補者の徴兵手続きに入ると発表した。先月の最高裁判所の判断を受けた。

イスラエル人は、18歳になると24─32カ月間軍務に就くことが法律で義務付けられているが、人口の21%を占めるアラブ系マイノリティーと超正統派ユダヤ教神学生の大半は数十年にわたり免除されてきた。

軍は声明で、7月の募集期間に先立ち21日から最初の召集令状発行に向けた手続きを開始すると説明した。

パレスチナ自治区ガザで続くイスラム組織ハマスとの戦争などで、イスラエル軍の死傷者は過去数十年で最多に上っている。超正統派政党がネタニヤフ首相率いる連立政権に加わっていることから、政治的摩擦も生じている。

16日には超正統派の抗議者数十人が幹線道路を封鎖し、警察との間で小規模な衝突が発生した。

イラク軍関係筋2人がロイターに語ったところによると、2機の武装ドローン(無人機)が16日、同国西部で米軍やその他の国際部隊を受け入れているアインアルアサド空軍基地を攻撃した。

死傷者は出ていないという。

イラクに駐留する米軍への攻撃は、イラクにいるイランに支援されたグループが米軍に対する攻撃を停止した2月上旬以来2回目。米当局者によると、4月には同基地近くで2機の無人機が撃墜された。

イラク軍当局者によれば、防衛システムが基地周辺付近で無人機1機を撃墜。軍はさらなる攻撃を防ぐため基地周辺のパトロールを強化したという。

イスラムスンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)は16日、少なくとも6人が死亡したオマーンイスラムシーア派モスク(礼拝所)襲撃で犯行声明を出した。このほか3人の襲撃者も死亡した。

パキスタン、インド、オマーンの当局者によると、銃撃で死亡したのはパキスタン人4人、インド人1人、警察官1人。オマーン警察によれば、治安要員を含むさまざまな国籍の28人が負傷した。

当局によると、オマーン首都マスカットのワディアルカビル地区にあるモスクで15日夜に攻撃が始まった。

ISは3人の「自爆攻撃者」が礼拝者に発砲し、朝までオマーン治安部隊と銃撃戦を繰り広げたとする声明文を出した。また、攻撃の様子とする動画を対話アプリ「テレグラム」で公開した。

ソーシャルメディア上で共有され、ロイターが確認した別の動画では、銃声が聞こえる中、モスクから逃げ惑う人々が映っていた。

警察は、攻撃の動機を特定したかどうか、逮捕者を出したかどうかについて明らかにしていない。オマーン当局も襲撃者の身元を明らかにしていない。

パキスタン外務省は、今回の襲撃を「テロ」攻撃と表現し、生存者30人が病院で治療を受けていると明らかにした。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・282日目②)

デンマークの海運大手マースク(MAERSKb.CO), opens new tabは17日、紅海経由のコンテナ輸送を巡る混乱について、その影響は同社の海洋ネットワーク全体に及んでいるとの見方を示した。

「こうした混乱が及ぼす影響は、主に影響を受けている航路以外にも連鎖的に広がり、極東アジアや西・中央アジア、欧州との通商に不可欠な代替航路や積み替えハブに混雑を引き起こしている」という。

マースクなどの海運会社はイエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶への攻撃を回避するため、昨年12月以降、アフリカの喜望峰を回る迂回ルートを取っており、長距離航行により運賃が押し上げられている。

マースクは、アジア諸国は世界的に主要な輸出国であることから、アジアの輸出は輸入よりも大きな影響を受けていると指摘した。

海上貨物の需要は引き続き世界的に堅調ともした。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・283日目①)