米 中東地域派遣の空母打撃群 2つから1つへhttps://t.co/Kp5bHSfUnK #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) September 13, 2024
アメリカ国防総省のライダー報道官は12日、記者会見で中東地域に展開していた原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を中心とする空母打撃群が、インド太平洋地域に向けて移動を始めたと発表しました。
アメリカ軍は、イスラム組織ハマスの最高幹部の殺害をめぐりイランがイスラエルに報復を宣言したことを受けて、「セオドア・ルーズベルト」を中心とする空母打撃群に加え、先月から別の空母打撃群を追加派遣していました。
今回の措置で中東地域に展開する空母打撃群は2つから1つに減りますが、ライダー報道官は「緊張の緩和を意味するのか」という質問に対し「イランの脅威については引き続き深刻に受け止めている。いつでもどこでも態勢を強化できる」と述べ、今後も動向を注視していくとしています。
一方、イランはイスラエルに対して報復措置をとる構えを崩していませんが、その時期や方法については慎重に検討する考えも示しています。
イスラエル軍 “ガザ地区南部でハマス4大隊すべて壊滅させた”https://t.co/wZG3X1ls2T #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) September 13, 2024
イスラエル軍はガザ地区南部のラファを拠点としていたイスラム組織ハマスの4つの大隊すべてを壊滅させたとイスラエルメディアに明らかにしました。一方、イスラエルのネタニヤフ首相は南部での軍の駐留継続を主張し続けていて、停戦に向けた協議が進展する兆しは見えないままです。
ガザ地区での停戦と人質解放をめぐる協議は、南部のエジプトとの境界地帯にある「フィラデルフィ回廊」での軍の駐留継続を主張するイスラエルと、これに反発するハマスとの隔たりが埋まらず難航しています。
イスラエル軍は12日、ガザ地区南部のラファを拠点としていたハマスの4つの大隊すべてを壊滅させたとイスラエルメディアに明らかにしました。
それによりますと軍はフィラディルフィ回廊付近に張り巡らされていた総延長13キロ以上の地下トンネルを破壊し、数週間以内には残された地下トンネルの調査なども完了するなどとしています。
地下トンネルの一部はエジプト側に通じていたもののイスラエル軍が確認したときにはすべて破壊されていて、軍は、現在ハマスが使用している武器の多くは密輸ではなく、ガザ地区で作られているとみているということです。
ただ、ネタニヤフ首相はフィラデルフィ回廊から撤退すれば、ハマスへの圧力が失われるとして軍の駐留継続を主張し続けていて、停戦に向けた協議が進展する兆しは見えないままです。
ガザ経済「崩壊」、戦闘で6分の1以下に縮小=国連報告書 https://t.co/yk8e8y31l2 https://t.co/yk8e8y31l2
— ロイター (@ReutersJapan) September 12, 2024
国連貿易開発会議(UNCTAD)は12日、昨年10月に始まったイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘によるパレスチナ自治区の経済への影響に関する報告書を公表した。
ガザの経済規模は戦闘開始前の6分の1以下に縮小したとし、経済が「崩壊」しているとの見方を示した。
また、イスラエルが占領しているヨルダン川西岸地区では失業率が3倍近くに上昇したと指摘。パレスチナ自治政府が大きな圧力にさらされ、機能を果たす能力が危険にさらされているとした。
UNCTADのペドロ・マヌエル・モレノ事務次長はジュネーブで記者団に対し、「報告書はこの経済の急降下を食い止め、人道危機に対処し、永続的な平和と発展の基礎を築くよう国際社会に求めている」と述べ、包括的な復興計画が必要だと訴えた。
報告書は、ガザでの戦闘開始以降暴力が急増しているヨルダン川西岸で「急速かつ憂慮すべき経済的衰退」が見られるとした。
同地区では合計30万人以上の雇用が失われ、失業率は12.9%から32%に上昇した。
ハマスに一段の圧力必要、新たなガザ合意に向け=ネタニヤフ氏 https://t.co/Hmfzw04ryJ https://t.co/Hmfzw04ryJ
— ロイター (@ReutersJapan) September 13, 2024
イスラエルのネタニヤフ首相は12日、パレスチナ自治区ガザを巡る新たな合意案を受け入れるよう、イスラム組織ハマスに一段の圧力をかけなければならないと述べた。
ハマスは11日、米国の従来の停戦案をベースに、当事者が新たな条件を加えなければ、イスラエルと「即時」停戦に入る用意があるとの立場を直近の交渉で改めて示したと明らかにした。
これを受け、ネタニヤフ首相は声明で「ハマスは人質解放を巡る合意に反対し続け、合意を妨げているという事実を隠そうとしている」と非難。イスラエルが最新の提案を受け入れた一方、ハマスは拒否し、イスラエルの人質6人を殺害したとし、「世界はハマスに対し人質を直ちに解放するよう要求しなければならない」と述べた。
トルコ、ヨルダン川西岸の女性活動家死亡で捜査 国際逮捕状請求へ https://t.co/SnnoVBpFUx
— ロイター (@ReutersJapan) September 13, 2024
トルコは12日、イスラエル占領下のヨルダン川西岸でトルコ系米国人活動家アイセヌル・エズギ・エイギさん(26)がイスラエル軍に射殺されたとみられる事件の捜査を開始し、国際逮捕状を請求する方針だと明らかにした。
ユルマズ・トゥンチュ法相は検察当局が捜査していると述べ、トルコは殺害に関する証拠を持っており国際逮捕状を請求すると説明した。
外務省は、エイギさんが「パレスチナ人との連帯を示して平和的なデモに参加していたところ、複数のイスラエル兵に故意に狙われ殺害された。われわれはこの犯罪が処罰を免れることがないよう全力を尽くす」と述べた。
イスラエルは、自国の兵士が発砲した可能性が高いが、殺害の意図はなかったと主張している。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・338日目②)
【随時更新】イスラエル パレスチナ 中東情勢(9月13日)https://t.co/VTWYCxnCyY #nhk_news
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イスラエル軍諜報部隊の司令官が辞任へ ハマスによる奇襲阻止失敗の批判受け https://t.co/KB0lo7e4qB
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) September 13, 2024
イスラエル軍は13日までにCNNの取材に答え、諜報(ちょうほう)活動に携わる司令官1人が近く辞任する見通しであることを明らかにした。この司令官に対しては、昨年10月7日に発生したイスラム組織ハマスによる奇襲の阻止失敗で中心的な役割を果たしたとする批判の声が上がっていた。
イスラエル国防軍(IDF)によれば、諜報部隊を率いるヨッシ・サリエル准将から「近い将来、自らの役割を終了する」との通告を受けたという。
イスラエル公共放送KANなどのメディアは、サリエル氏の辞表の抜粋を公開した。その中で同氏は、ハマスによる奇襲を防げなかったことについて個人的に責任を感じると説明している。当該の奇襲では、ユダヤ人を狙ったものとしてはかつてのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)以来となる犠牲者が出た。
サリエル氏は辞表の中で、奇襲を受けた際に自分自身や部下、イスラエル市民が期待するだけの働きが出来なかったとの思いを吐露。初期段階の調査が完了した後で、奇襲当時の司令官としての個人的責任を果たす意向を表明した。
辞表の内容はKANが12日に報じた。CNNはその信憑(しんぴょう)性を確認できていない。
奇襲発生直後、国防や治安に携わる高位当局者の多くが名乗りを上げ、攻撃を許した不手際の責任を一定程度引き受ける考えを明らかにしていた。この奇襲により1200人が死亡、250人が人質に取られた。
今年5月にはネタニヤフ首相もメディアのインタビューに答え、奇襲を阻止できなかった背景に政治や軍の失敗があったことを認めていた。