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イスラエルの対内情報機関シンベトのバー長官は21日、ネタニヤフ首相が自身の解任を試みたのは、反政府デモ参加者の偵察や首相の汚職裁判の妨害などの要求を拒否したためだと主張した。

最高裁に提出された宣誓供述書で、解任の試みは職務上の理由ではなく、個人的な忠誠を求める同首相の期待に応えなかったことがきっかけだったと述べた。

ネタニヤフ氏側は「虚偽に満ちている」として供述書の内容を一蹴した。

ネタニヤフ氏は3月、イスラム組織ハマスによる2023年10月7日の襲撃を防げなかったことを巡り信頼を失ったとして、バー氏を解任する意向を表明。内閣もこれを支持した。

ただ、解任の動きに抗議するデモが広がり、野党などから解任は違法との批判が出る中、最高裁が差し止めた。

バー氏は供述書で、解任を目指す動きはハマスによる襲撃から1年以上経ってから始まったとし、昨年11月から今年2月に起きた一連の出来事が背景にあるようだと指摘。

ネタニヤフ氏側近とカタールのつながりを巡るシンベトの捜査や、シンベト自身の失敗を巡る調査で10月7日の襲撃前に政府が警告を無視していたと判明したことなどを挙げた。

バー氏はネタニヤフ氏の汚職裁判での証言継続回避を目的とした安全保障上の要請を承認しなかったことも明かした。ネタニヤフ氏は昨年12月に証言を開始した。

イスラエルイスラム組織ハマスとの停戦協議が行き詰まる中、ガザ地区ハマスがとらえている人質全員の解放などと引き換えに、最大7年間停戦する案を、仲介国のカタールなどが示したと伝えられ、協議が進展に向かうか注目されます。

ガザ地区では3月1日にイスラエルハマスが第1段階として合意した6週間の停戦の期限を迎え、その後の協議の行き詰まりからイスラエル軍が攻撃を再開し、連日、空爆などを行っています。

パレスチナのメディアは、22日もガザ地区の北部や南部で住宅などが爆撃され、24人が死亡したと伝えています。

こうした中、イギリスの公共放送BBCは21日、停戦協議の仲介にあたっているカタールとエジプトが、5年から7年の長期にわたって停戦する案を双方に提示したと伝えています。

この案では、期間中にハマス側がとらえている人質全員を解放する代わりにイスラエルが収監しているパレスチナ人の釈放を進め、イスラエル軍ガザ地区からの完全撤退や、戦闘の終結を目指すとしています。

また、BBCは、パレスチナ側の関係者の話として、ハマスは、別のパレスチナ人による組織にガザ地区統治権を移譲する用意があると示唆しているとも伝えています。

停戦協議をめぐっては、あくまでハマスの壊滅を目指すイスラエルと、これに抵抗するハマスの対立が続いてきただけに、新たな提案やハマス側の姿勢の変化によって協議に進展がみられるか注目されます。

イスラエル軍は22日、パレスチナ自治区ガザでここ数週間で最大規模の攻撃を開始した。ガザの保健当局は、イスラエルによる封鎖によって医療が完全に崩壊する事態に直面していると警告した。

住民や当局者によると、複数の地区が空爆を受け、捜索のためのがれき除去に使われる重機が破壊されたりしたという。
イスラエルは3月初めからガザへの物資搬入を阻止し、3月18日から軍事作戦を再開した。

ガザ保健省は、60万人以上の子どもを対象とした国連の支援によるポリオ・ワクチン接種が中止されたと明らかにした。ワクチンがすぐに届かなければ「大惨事が予想される」とした。現在、6万人の子どもに栄養失調の症状がみられるという。

イスラム組織ハマスの代表団は紛争終結に向けた協議のためエジプトのカイロに到着する予定。関係筋によると、人質全員の解放、戦闘の終結後、5─7年間の停戦を含む新たな提案について話し合う予定。

イスラムスンニ派武装組織ジャマーア・イスラミーヤは22日、イスラエル軍無人機攻撃により、レバノンの首都ベイルート南部で武装部門「ファジュル・フォース」の上級司令官が殺害されたと発表した。

イスラエル軍は、ハマスとつながりのあるジャマーア・イスラミーヤの重要人物を殺害したと発表。国境に展開するイスラエル軍兵士を標的にした「テロ」計画と実行に関与していたと明らかにした。

ファジュル・フォースは昨年、レバノンで停戦が発効するまでイスラエルに向けてロケット弾を発射していた。

イスラエルは停戦後もレバノン領内で親イラン民兵組織ヒズボラの戦闘員や武器庫などへの攻撃を続けている。

レバノンヒズボラ、ジャマーア・イスラミーヤはイスラエルによる攻撃を停戦違反と非難。イスラエルレバノン領内の戦闘員と兵器がイスラエル市民の脅威になっていると主張している。


#中東(250422)

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