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EUとイギリスは、離脱の条件を定めた離脱協定案に合意したのに続き、今月22日、離脱後の双方の関係の大枠を定めた政治宣言案に合意しました。

これを受けてEUは25日、日本時間の午後6時すぎから臨時の首脳会議を開き、イギリスを除く27か国が離脱協定と政治宣言、それぞれの案の内容を改めて確認しました。

EUのトゥスク大統領は日本時間午後6時半すぎ、ツイッターに「イギリスを除くEUの27か国が離脱協定案と政治宣言案を支持した」と投稿し、EUとして正式に承認したことを明らかにしました。

離脱協定案には、イギリスとEUの域内に住む双方の国民の権利や、アイルランドとの国境の在り方など離脱の条件が定められています。

離脱協定案はその後、イギリスとEUの議会に諮られ、双方で承認されれば「合意なき離脱」は回避されることになります。

ただ、イギリスの議員の間には根本的な解決を先送りしたアイルランドの国境問題への対応が不十分だとの不満も根強く、イギリス議会が承認するかは依然、不透明な情勢です。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/23/200310(英 メイ首相 “EU離脱の「政治宣言」で原則合意” )

イギリスのメイ首相は22日、首相官邸で声明を読み上げ、EUとの間で交渉を続けていた「政治宣言」について原則合意したと発表しました。

26ページの合意案には、イギリスとEUの間で広範な自由貿易圏の創設を目指すことや、警察や治安、運輸や製薬など幅広い分野で協力関係の維持を目指すことなどが盛り込まれています。

また、こうした関係の構築にあたって「イギリスの主権を尊重する」といった文言も盛り込まれ、EUのルールに縛られ続けることになるという離脱強硬派の批判に配慮した形となっています。

メイ首相は22日、議会で「イギリスに明るい未来をもたらす合意に手が届くところまできた。これを実現させるために、あらゆる手だてを尽くすつもりだ」と述べ、支持を訴えました。

しかし議員からは、懸案となっているアイルランドの国境管理の問題への対応が不十分だなどと意見が相次ぎ、根強い不満がくすぶっています。

EUは25日に開く臨時の首脳会議で、この「政治宣言」を離脱協定案とともに正式に承認する予定ですが、その後、イギリス議会で承認が得られるかどうかはなお不透明な情勢です。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/20/200310(EU各国 イギリスの離脱協定案承認へ メイ首相は支持訴え)

イギリスにある大英博物館が所蔵する南米チリのイースター島のシンボルとして知られる巨大な石像「モアイ像」について、150年前に不当に持ち出されたものだとして島の当局者らが博物館を訪れて返還を求めました。

イギリス ロンドンにある大英博物館が所蔵する高さ2メートル余りの「モアイ像」は、南米チリのイースター島で17世紀ごろまでにおよそ1000体作られたうちの1つとされています。

このモアイ像について、島から不当に持ち出されたものだとして20日、島の当局者らが大英博物館を訪れて、博物館の幹部に像の返還を求めました。

大英博物館によりますと、この像は、150年前の1868年にイギリス海軍が島に立ち寄った際に持ち帰ったものだということで、以来、博物館を代表する展示品の1つとなっています。

島の住民にとってモアイ像は、先祖の魂が宿る大切な存在とされていて、島の当局者の1人は「今の私たちには体があるだけで、魂はイギリスにある。子どもたちのためにも像を返してほしい」と涙ながらに訴えました。

島側は、実物のモアイ像の代わりにレプリカを無料で提供すると提案し、博物館側は対話には応じるとしていますが、返還の意思は示していません。

EUとイギリスは先週、離脱による急激な変化を緩和するために移行期間を設けることなど、離脱の条件を定めた協定案に合意しました。

EUは19日、イギリスを除く27か国が離脱担当閣僚の臨時の会議を開いて合意内容を支持する意向を確認しました。

協定案は今月25日に開かれる臨時の首脳会議で正式に承認される見通しとなりました。

また、協定案では移行期間を1度だけ延長することを認めているため、延長期限をいつまでにするかについても話し合いましたが意見はまとまらず、EUのバルニエ首席交渉官が今週中に具体策を提案する考えを示しました。

一方、イギリス国内では、離脱協定案への不満を持ちメイ首相の不信任投票を求める議員の動きが依然、鎮まっていません。

このためメイ首相は、形勢を立て直すために経済界の支持を取りつけようと経営者の会合に出席し「未来にあるチャンスをつかむためには、これからの数週間のうちによい合意を得ることが重要だ」などと訴えています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/19/200310(英首相「いま代えれば離脱実現しないおそれ」反対派をけん制)

イギリスでは、メイ首相が示したEUからの離脱協定案について批判が噴出し、与党で不信任の投票を求める動きが表面化しています。

メイ首相は18日、テレビ番組に出演し、不信任の投票を求めた議員について「私が知るかぎり、必要な規定の数に達していない」と述べました。

そのうえで、「いま首相を代えたところで離脱交渉が簡単になるわけではない。交渉が遅れ、離脱が実現しないおそれがある」と警告し、反対派の議員の動きをけん制しました。

さらに、メイ首相は、EUと将来の経済関係の青写真を描く「政治宣言」の交渉は今も続いていると強調し、この中にイギリスにとって有利な条件を盛り込むことで批判を封じ込めたいとの思いをにじませました。

イギリスのメディアは、態度を表明していない議員の中には週末に選挙区で支持者と相談して不信任を決める可能性がある議員もいると指摘し、この1週間がメイ政権の命運を決めると伝えています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/17/200310(英政局混乱 メイ首相に離脱案の修正迫る閣僚も)

イギリスでは、EUとの間で取りまとめた離脱協定案を批判する離脱担当相はじめ閣僚など4人が相次いで辞任するなど、政局の混乱が続いています。

メイ首相は16日、ラジオ番組に出演して、国民からの質問に直接答える形で離脱協定案の支持を訴えました。

その後、新しい離脱担当相にスティーブン・バークレー氏を任命し、政権の立て直しを急いでいます。

こうした中、離脱派を代表するフォックス国際貿易相は「協定案に反対している議員は合理的な判断をすべきだ。なんらかの合意があるほうが何もないよりはましで、いまは経済界に安定を与えることが国益にかなうことだ」と述べ、首相を支持する姿勢を示しました。

また、辞任の可能性が取り沙汰されていたゴーブ環境相も「首相を支持する」と述べ、閣僚の辞任の連鎖は、ひとまず止まった形です。

ただ、ゴーブ氏をはじめ離脱派の閣僚は週末にも会合を開き、離脱協定案を修正するよう首相を説得する方策を探るとも伝えられ、メイ政権がEUとの正式合意にこぎつけられるかどうか見通しは立っていません。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/16/200310(英首相 相次ぐ閣僚辞任もEU離脱交渉推し進める姿勢示す)

イギリスではメイ首相のもとEUとの間で取りまとめられた離脱協定の草案への反発が広がり、ラーブ離脱担当相ら閣僚や閣外相合わせて4人が相次いで辞任しました。

こうした事態を受けてメイ首相は15日、首相官邸で緊急の記者会見を開きました。

このなかでメイ首相は「草案を取りまとめるために譲歩したことを不満に思う気持ちもわかる」としながらも「この案が国民投票で示された民意を尊重し、国益を守るものだ」と述べ理解を求めました。

また与党・保守党で首相に対する不信任の投票の実施を求める声が広がっていることをめぐっては「この交渉を最後まで見届けてみせる」と述べ、引き続き離脱交渉を推し進める方針を強調し、首相を辞任する考えはないことを示しました。

そして合意の内容について国民投票を実施すべきだとの声が出ていることについては改めてその可能性を否定しました。

メイ首相は15日夜も残る閣僚らと面談しみずからの方針への支持を取りつけるため説得を重ねているとみられます。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/15/200312(イギリス EU離脱協定草案を閣議了承 与党内から反発も)