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【さらば革命的世代】第2部(5)「民青」の宮崎学さん 「まるでファッションだ」

 日本共産党(日共)の学生組織「民主青年同盟(民青)」の秘密ゲバルト部隊「あかつき行動隊」。当時、日共は武装闘争路線を放棄していたが、「新左翼の暴力には暴力で対抗しなければ党勢に影響する」との正当防衛を理由に結成された。

「非暴力で民主的な大学」を目指したはずの民青も安田講堂事件までの5カ月間、全共闘学生たちと同様にゲバ棒を振り回した。当時、民青の中にも「暴力」に飢えていた学生が多かったという。

「日共は選挙の票がほしいがために『あれやっちゃいかん』『これもあかん』という制約が多すぎた。一方で僕らがなんぼデモで人集めても、赤旗の集金を多く集めた人のほうが評価される。ものすごく官僚的な組織だった」

全共闘は無謀な日本軍のインパール作戦みたいに突っ込んでくるだけで怖くはなかった

多くの全共闘学生が、何の後ろめたさも持たずに一流企業に就職していった変わり身の早さ

「運動の根底には、個人の解放はもちろん、大学や国家、日共も含めた官僚主義に対する反発があったはずだ。学生時代のパワーを別の方向に爆発させれば、もう少しましな世の中になっていたと思う。僕は、彼らがやったことは無責任に暴れただけの『壮大なゼロ』だったと今も思っている」

かつて全共闘新左翼としてこの国を左から壊そうとしたが、小泉政権以降は新保守たちが、右から壊そうとしている