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【次代への名言】8月9日・『原爆投下決断の内幕』 ガー・アルペロビッツ氏作

 歴史家の西嶋有厚氏は『日本歴史大事典』(小学館)で、満州進出を狙うソ連が参戦する前の終戦と、戦後の対ソ牽制(けんせい)という「国際政治的要因」を指摘している。しかし、そんな米国の思惑は裏目に出る。「ソ連政府は、対日参戦については独立して、速やかに行動することにした。(中略)八月六日に(広島に)投下された原子爆弾も、疑いなく、決定を急がせた」(極東ロシア史の専門家、ボリス・スラヴィンスキー氏の近著『日ソ戦争への道』)からだ。