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記者の目:小沢さん、カネで居直り 政策明示を 倉重篤郎

今や西南戦争前の西郷隆盛した

小沢氏は幹事長職にとどまり7月の参院選対策に総力を挙げるだろう。

 もう一つの政策の話だ。小沢氏といえば、「普通の国」「自立した個人」といった理念先行、政策重視の政治家のはずだったが、最近は本来政策遂行の手段であるべき政権獲得・維持が自己目的化したきらいがある。「国民生活第一」は誰も否定しないが、国家財政の未曽有の赤字、成長戦略の不在という財政経済政策の根幹と、普天間飛行場移設、日米同盟深化をつなぐ戦後安全保障体制の刷新になぜ構想、政策を示さないのか。

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【幕末から学ぶ現在(いま)】(52)東大教授・山内昌之 桐野利秋

 しかし、桐野でいちばん目立つのは、尊敬する西郷と終始行動を共にし城山で一緒に斃(たお)れるまで、成否を度外視して新たな政治の可能性にかけた一本気であろう。政党の離合集散や新党結成と理想を説くようでいて、その実は利害得失を忘れない現代の政治家とは異質な生一本さこそ、サブリーダーの花形たる桐野利秋こと中村半次郎の魅力なのであろう。

【次代への名言】子、曰わく編(4)

「人を正すにはまずわが身から」という意味のこの一文は、実は政治家について述べたものだ。だから前文には「わが身を正しくさえすれば、政治に従事しても困難などない」とある。“鳩山丸”の航海がなるほど、多難なはずである。

 孔子が生きた春秋時代という戦乱の世に彼を理解できる君主はおらず、同僚のねたみもあった。何より孔子は使われる人ではなく、使い、道を示す人だった。「歴代の聖人は皇位や王位を譲り合って道を伝えたが、孔子に至ってその地位を得られず、著作で後世の天下国家を治める者に残した」。

 「精神を集中して怠りなく、行うにはまごころをもって」。門弟から、「政治とは?」と問われたときの孔子の答えである。

「欺いてはいけない。しかし、争ってでも諫(いさ)めよ」

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